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映画『Barbie』のKenから学べること

新年あけましておめでとうございます!

年末年始はハワイ島で過ごしました。

そして往復の飛行機でたくさん映画を観ました!

念願だった『Barbie』も!!!

全然北陸の映画館で
やっていなかったんですよねー。

アメリカで公開された頃、
インスタでたくさんのBarbie関連リールが私のフィードで流れていて、
とてもポップで可愛いけど、
メッセージ性がちゃんとあって
感動できるということが伝わってきました。

そして、観た感想…

うん、色んな素敵なメッセージを感じました!!

でも、
私にとって一番印象的だったのが
脇役Kenから学べるメッセージ

※以下、少々ネタバレあり

脇役Ken」というのもポイントです。

Kenとは男の子の人形で、
設定としてはBarbieの彼氏。

Barbieの世界ではもちろん主役はBarbie。

初めからKenはBarbieの眼差しの元でしか
輝けない的なナレーションも入っています。

そんなBarbieゾッコンのKenは、
結構Barbieに軽くあしらわれています。

ある時、
二人でBarbieの世界から現実世界に行くと、
Kenは色々と目覚め出し、
Barbieの世界に戻った時に、
Barbieを立てる優しいKenから、
オラオラで男尊女卑なKenに変わり、
Barbieと対立するようになります。

そんな二人が和解する時の会話が印象的でした。

Kenは自分は”Barbie & Ken"の"Ken"であり、
"Ken & Barbie"でもないし、
ただ”Ken”でもないと嘆きます。

それに対して
BarbieはKen自身が誰なのかを
見つける必要がある
と話します。

ビーチ用のKenなので、
Ken is the beach?"とKenは聞きますが、
「それも違う」とBarbieに言われます。

そして、”Ken is me!"と
Kenのアイデンティティは
他でもなく自分であることに気づきます。

人形の話で
くだらなく聞こえるかもしれませんが、
現実でも大いに起こりうる
アイデンティティロスの話
だなと思いました。

”Barbie & Ken"のように
誰かの存在ありきの自分

思い当たる節ありませんか?

妻になり、ママになり、
特に仕事をやめてしまうと、
「○○さんの奥さん」
「○○のママ」

と、誰かの何かになりがちです。

私って誰だっけ?
という感覚、私も感じたことあります。

また、"Ken is the beach"のように、
場所に自分のアイデンティティを
繋げることもある
と思います。

私も中学からずっと東京のため、
自分は東京の人間と思っていたので、
なかなか福井に行ってから自分のアイデンティティを見出しにくかったです。

自分の慣れ親しんだ場所から離れると
なんだか初めは自分が空っぽのように
感じたりすることもありますよね。

でも場所は自分のアイデンティティでは
ありません

どこにいたって、自分は自分でいられる。

そう決めて行動すれば。

Kenは自分自身が誰なのかを
わかってなかったから、
Barbieの存在に依存しつつも、
物足りなさや不満を感じ、
また他の人ともぶつかり合いました。

誰かの何か、どこの誰か
ではなく、

自分は一人の人間として誰なのか

自分で自分を理解してあげ、
自分で自分を満たしてあげないと、

自分も苦しむし、
他人と対立する。

そんなメッセージをKenから感じました。

自分の人生、脇役になってはいけない!

一度は観ると良い映画です。

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