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命あってこそ

今日はいつも参拝させて頂いているお寺に
お邪魔してまいりました

鉢植えの蓮の蕾も減って
そろそろ鉢蓮は見納めかな、と思い
お寺の蓮に会いに行くと

なにやら今日はご住職がお忙しそう

いつも快くお声を掛けてくださるので
貴重なお時間を頂戴し、ご挨拶をすると

これから法要があると大忙しのご様子

お話をお伺いすると

「え…あのお店の社長様がお亡くなりになったんですか?」
よく知るお店の社長様がお亡くなりになられた事を知りました。

その社長様の法要がこれから行われる…

直接面識はありませんが
その社長様の商品は
とても美味しくて上品で素敵な名産品で
いつも、大切な人へのお土産で
よく購入させて頂いておりました…

持って行く先では
本当に本当に喜ばれて
私自身も美味しくて大好きなお品でした

なんとも悲しく感じたのは
社長様のご年齢がお若い事です…

私とそう変わらないご年齢


無念だったのではないだろうか
やり残した事もあったのではないだろうか


実は今日
心に悩みを抱えて参拝に行きました

ですが
この悩みも命あってこその悩み…
その命すら持つことが出来なくなる悔しさ

悩んでる時は
生きる事すら絶望に染められてしまう
そんな悲しい事もあるけど

でも命あってこそ


某社長様のお命を想うと
そう感じられてまいりました


そのあと
お寺の境内を歩いていると
鉢の中でミズアオイが綺麗に咲いていました
初めて知ったお花…ミズアオイ

ミズアオイの説明が隣に掲げてあったので
しゃがんで読んでみると…

【津波から蘇ったミズアオイ】

そう紹介されておりました
ミズアオイは絶滅危惧種の植物でしたが
東日本大震災による津波のあと、水辺にミズアオイの群生が忽然と出現したそうです。水路の改良や、除草剤が使用されるようになってから数が激減してしまった植物で、すっかり見かける事がなかったそうです。
震災が起きてから現れたミズアオイの種子は、底泥や土壌中で休眠していた種だそうで。震災前の街の状態に開発された時に埋まったもので、40年以上も前から泥の中で眠っていた種達だそうです。
津波から復活するなんて…
逞しい命を持っているミズアオイ
けれど絶滅危惧種の繊細な命のミズアオイ

はかないけれど逞しい
逞しいけどはかない
尊さあふれる命に
ふれたような気分でした…


今日はなんたか

【 命あってこそだよ 】

そう教えて頂いたような気がします



もうすぐお盆

別れ別れになった魂が
また帰ってきてくれますね

今を生きるこの瞬間が
どんなに悩んでいようと
生きてるお命が
一瞬一瞬輝いていますように


私も

命あってこその
この命を精一杯生きれますように





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