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ブランド2周年を迎えて |想いをカタチにする道のり

先月9/17でPhnom Toi(プノントイ)のブランドをオープンして2周年が立ちました!


あらためてブランド紹介


Phnom Toiは、森林・里山資源の価値や魅力を高め、多くの人にその恵みを実感してもらえる商品を作り届けるブランドです。

間伐材・端材から生まれた和精油とウッドディフューザー


Phnom Toiはクメール語で「小さな山」を意味し、人々の暮らしに森林・里山がより身近なものとなるよう願いが込められています。

商品コンセプト

“働くミレニアル世代に自然の癒しを”をコンセプトに、フィトンチッド(樹木の香り成分)を活かした日本の森林の精油や、間伐材・端材・かんな屑等を用いたアロマ関連商品を生産・販売しています。

▼ECサイト


商品制作の広がり

2年間で商品種数は期間限定アイテムも含め30以上に広がり、商品制作に関わってくださるお取引先数は10以上になりました。

製材所で捨てられるかんな屑を活かし、福祉事業所で制作している"ヒノキローズBOX"シリーズ

販売形態の変化


自社ECサイトオープン後、はじめはロハスフェスタというイベントで、多くの人に支えられながら出展をスタートしました。

この時は2晩徹夜してました(笑)


その後も東京・大阪を中心に、1年間ほどイベント出展をほぼ毎月行っていました。

オープンから1年弱が経った2022年8月に、事業拠点を大阪から東京に移転し、その後に有楽町マルイをはじめ、常設店舗での出展が決まりました。

販売形態が創業1年目はマルシェ出店中心から、2年目は百貨店・商業施設出店へと広がってきました。

現在は自社ECでの販売のほか、西武渋谷店CHOOSEBASE SHIBUYA、ニューヨークにあるBrooklyn Fashion Beauty Labにて出展しています。

Brooklyn Fashion Beauty Lab出展の様子

事業の運営の変化

最初は1人で何でも(商品撮影や梱包配送なども)やっていて、商品試作や一部商品の制作も自身で行なっていました。(出展に使うディスプレイ棚や丸太なども端材・間伐材から突貫工事的に手作りしていました。笑)

原材料調達〜商品企画開発〜製造〜検品・品質管理〜マーケティング〜ロジ・梱包〜販売(リアル・オンライン)
上記のように川上から川下まで、時間はとてもかかりますが、サプライチェーンの全てを自分で学びながらやってみるのは良かったと思っています。

現在は1人運営から、プロボノ・インターン・業務委託メンバー・パートタイムなど含め、様々な形で関わってくれるメンバー10人ほどのチーム運営へと成長していきました。
商品企画やブランディングにおいても、商品開発ディレクター、デザイナー、フォトグラファーなど頼もしい仲間に支えられています。


継続・発展のためのファイナンス


一番難しくていつも頭を悩ませていたのが、ファイナンスでした。
まだ資金繰りは厳しい状況ですが、日本政策金融公庫の創業融資や、国や自治体の助成金・補助金で資金調達しながら、商品開発や販路拡大、ブランディングなどを進めてきました。

商品価格やサプライチェーンを見直しながら、生産者さん含めお取引先、関わってくれる仲間、お客さん、そして自分たち(自社)にとって最適解は何なのか、どうすればファイナンス面からもちゃんと"持続可能"になっていくのか、いつも模索しています。


事業は、想いだけでは実現できない


この2年間で、「事業は、想いだけでは実現できない」ことを痛感しました。より詳しく言うと、想いで0→1のカタチにすることは出来ても、その先の1,2,…と継続し発展させていくプロセスは、想いだけでは壁を超えられない、さまざまな戦略であったり、地道な仮説検証のプロセスが不可欠であると感じました。

でもそれと同時に、想いがなければ、こんなに頼もしく素敵な仲間や、応援してくれる人たちに恵まれることはなかったと思います。本当に辛い時に這い上がって、壁を乗り越えることも決してできなかったと思います。
応援し支えてくださる全ての人に、心から感謝しています。

これからのこと


今、プノントイは新しい挑戦の岐路に立っているので、このたびnoteでの発信を再開しました。
日々の事業のことや暮らし、考えていることなど綴っていこうと思うので、あらためてよろしくお願いします!

▼森林・里山の新たな価値を作り届けるライフスタイルブランドPhnom Toi(プノントイ) のサイトはこちら


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