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わたしの本棚「ブクログ」

皆さんは、読書記録をどのように付けていますか?

手帳やノート?ブログ?
人によってはメモアプリやGoogleKeepのようなブックマーカーに感想やメモを書いている人もおられるかもしれません。

ここ5年くらい「忙しい」という免罪符を言い訳に、ちょっと読書をサボってしまっておりました私。デザインや新しい技術のための専門書などはよく買って読んでいるのですが、なかなかビジネス書、特に小説などは学生の頃に比べると読まなくなってしまったなぁとつくづく思います。

大学に入学したころ、ブクログという新進気鋭のサービスが開始されました。すごく惹かれて登録して、早10年以上(笑)

ブクログってどんなサービス?

で、どんなサービスなのかというと、読書の記録や読みたい本の管理ができるサービスです。読んだ本の管理・レビューだけでなく、読みたい本をAmazonの検索から登録したり、リストを作って登録した本をまとめたりととても便利。(Amazonはロングテールだから大体ある)

しかも、この本棚風のディスプレイが見やすい!← 一番好きなところ
リストでタイトルを見ても「どんな本だったけ?」ってことが意外とあると思うのですが、表紙が並んでいるからパッと見て「これだ」とわかるので、探す手間が少ない。

加えて、絞り込みや検索機能をこの本棚上で行えるから、特定の条件の本だけがこの見た目で絞り込まれるという。

さらに面白いのは、SNS要素があるところ。
談話室というユーザー同士の交流スレッドがあり、自分が作ったブックリストを他のユーザーに共有することができます。自分と趣味思考が似ているユーザーがいたらフォローすることも可能。個人的には「ランキング」を見て、上位の本のレビューなどを読むのも好きです。

とはいえ、このSNS要素は使うことが必須ではないので、煩わしかったら無視してもOK。一人で孤高に本を読んでレビューを書き溜めるもヨシッ!

ここまであれこれ説明すると、なんだか宣伝ぽくてステマ?とお思いかも知れませんが、一切本サービスと1ユーザーを超えた関係はなく、1円ももらっていない(ただの個人の感想です。笑)

しかも、ここは本題ではなく、前置きで。(無礼)

「登録して早10年以上」とは言いましたが、登録して数年使って私のアカウントは休眠期間にはいりました。で、昨年になって起こしたのです。
なぜか?

ブクログを再開した理由

30歳を超えて、なんとなく「上手く生きるヒント」という漠然としたものを得たくて、話題のビジネス書などを読み始めたからです。
そして、読みたいと思った本をメモしておきたかったり、読んだ本のレビューを書くことでインプットした知識をレビューにしながらアウトプットすることで自分に定着させたいと思い、何かいいサービスないかなぁと探していたところ、急に思い出したのが「ブクログ」でした。(アカウントが寝てたことすら忘れていたという…)

しかも先述のような自分が欲しいと思っていた機能が全部揃っている。
Keepに読みたい本をブックマークしておいて、レビューを別の場所に書いてkeepを見返して「これって読んだっけな?」みたいな状況が煩わしくて、元来ツールの往来が大嫌いなので、再開した「ブクログ」は今の私にジャストフィットでした。

ちなみに、私が書くレビューは「この本に興味のある人」を向けてネタバレを極力せずにおすすめポイントを書いています。+非公開メモには、自分用の読書メモをガツガツ箇条書きで書く。

△ こんな感じで私は本棚を作っています

そんなこんなで「ブクログ」を再開し、ここ数ヶ月は仕事が忙しくて読書ペース落ちていますが、ゆるゆるでも読み続ける習慣を維持しています。

久々に読書時間を取ることで、自分自身の中に起きてきた変化について記しておきたいと思います。← ここが本題

読書を継続することで起きた変化

私は中高生の頃くらいから「脳科学」と「心理学」という領域にとても興味を持っています。高校時代、総合の時間では「情動と感情の違い」というテーマで研究をしておりまして、年次の最終発表では一生懸命、脳の模式図を投影しながら感情が生じると人間の脳では何が起きるのかを熱弁するくらい、熱を上げていた時期もあります…(笑)

また、デザインの道に進もうと思った時、人が無意識に行う行動を理解する必要があると思い、心理学や社会行動学などの本を読んでいました。
高校の図書館が充実していたこともあり、大変有意義な時間でした。
そんな背景もあり、今でもそういった類の本を読むのが好きです。

そして、大学生のある時、ビジネス書との共通点を発見しました。
ビジネスで成功を収めているいるような方が書いた本を読むと【自分や自分の周りの人間が何を考えどうしてきたかという経験談→あなたがどうすべきかという助言】で書かれることが多くあると思うのですが。

大体一冊の本を読むと、数個は「脳科学」「心理学」「社会学」の中の「○○(という人間の機能)」を活用しろ、「仏教の教えでは〜」などと紹介されているのですよね。面白いことに。

きっとこういった方たちは、1つの分野だけを突き詰めるだけではなく、横断的に異なる分野の知識を得ている。そして得た知識を以って、自分や他者、あるいは目の前の事象や課題の理解に努め、分析し、壁を乗り越えてきたのではないだろうかと考えました。

本の向こう側には、人生の先輩がいて、自分の失敗や経験を伝えてくれている。しかも、時代を越えて、人の思考や思い、生み出した作品を後世に残していく役割を思うと、本という媒体は感慨深いものがあります。

ちょっと横道に逸れてしまいましたが、そんな考えもあって昨年になって読書時間を設けて、自分の課題感に向き合えそうな本から直感で惹かれる本まで、食わず嫌いせずに最近は本を読んでいます。

ここ1年くらいで、一番自分の中に変化が起きた本を挙げると「反応しない練習(著者:草薙龍瞬さん)」です。

正直、この本を読み終えた時
「こんな高尚な考え方や生き方ができるかーい!」って思ってしまいました。そんな自分をなんて俗物的な生き物なんだ…と、落ち込みつつ…。

とは言っても、何もせずに「できない」と言うのも良くないなと思い直して、まずは意識するところから日常に取り入れていくところから始めました。まるでお守りのように、この本で「大事だ。やろう。」と思ったことやメソッドを書き留めたノートを持ち歩いて。

「反応しない練習」の冒頭をまとめたノート。何度も読み返しました。

2022年3月31日に読了してーあれから約1年と8ヶ月
最初は出来ないと思っていた考え方や行動が少しずつ身についてきました。
まだまだですが「習慣化」の兆しが見えてきています。
無理だ…理屈は分かるけれど実行なんてできない…と最初はあんなに思っていたのに(笑)

例えば、怒りが湧いた時
まずは自分のその反応に気づく。自分の怒りを自覚して、怒りの理由を分析する。「あ〜、きっと私不安なんだ」と感情の原因を理解する。その原因(不安)を理解して「あの人もきっと辛いんだよね。だから〜されて私も不安になっているんだろうな、ふむふむ。」と悲の心で納得する。

そんな感じで、自分の感情を客観的に見つめる練習をしているうちに、少しではあるものの、怒りや憎しみに苛まれたり、その感情を自他に向けることは少なくなりました。

もちろん悪い感情がなくなった訳ではないです。
「本を読むと怒りがなくなる」というような話が少し前にトレンドになりましたが、怒り自体が消えるのではなく、自分の中の怒りを受け止めて理解して沈めるというイメージに近いかもしれないなと個人的には感じています。例えるなら、負の感情で膨らんで爆発する前に爆弾解除を成功させて爆発を回避するような感覚?というのか。

以前は怒りや憎しみが湧くと、自分がすごく嫌な人間に思えて落ち込んだり、人を許せない自分を許せなくなったりして、自分を責めて追い込んで解決しようとしていたのですが、そういう自分も引っくるめて受け止めるところからがスタートだったのかもしれないなと。

まとめ

思いの外、記事が長くなってしまいましたが、読書は人生を豊かにしてくれると改めて実感したという雑記でした。インプットとアウトプットをして知識を使える技術や習慣にしていくことも大事。
そのために「ブクログ」を活用していますという情報共有も兼ねて(笑)

秋ですからね🍁 ((ほとんど冬だよ❄️
読書楽しみましょ〜。
よかったらブクログでも仲良くしてください!

それで バナー見たいなものを置いてみる。笑

余談

今日はAdobe Expressも兼ねて、Expressでこの記事のサムネや画像をつくっています。専用の使用できる素材が割と限定されているからなのか、プレミアムでもなかなかトリッキーなデザイン素材が出てきて、面白い🤣

UIに慣れるまで、カスタマイズもやや難しい(笑)
欲を言えば、サムネに色味を合わせたいから細かな色味の調整できるエフェクトを追加できたら…とか思ったけれど、恐らくそれは「Photoshopでやれ」ってことなのかもしれない…。今日もお勉強です🥹


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