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伝えるということ

なにかを想うことと同等に、時にはそれよりも大事になるのは「伝えること」だと思う。

わたしのパートナーはすきと感じたら「すき」と伝えてくれ、
わたしの友達は良いところを見つけたら「えりかのここが魅力的」と伝えてくれる。

人間がこの世に生まれ、欠かすことのできない関わり合いの方法には、「ことば」が多くを占めている。

僧侶、画家でもある荒 了寛(あら りょうかん)さんからこんなことばがある。

人とのつきあいで大事なのは心ですが
もっと大事なのはことばです


ことばにして伝えるには、まずは自分の気持ちを感じることが大事。

次に、そのお水のような気持ちや感覚を手でゆっくりとすくい、まるごとじゃなくてもいいから、そのお水の一部でもいいから言葉に紡ごうとする。
お水を1,2,3…と数えられないように、一部を言葉にすればその大きなお水(自分の内側にある大元の感情やなにか)につながってくる。

ちなみにわたしは言葉を「紡ぐ」という表現がなんだかしっくりくる。
goo辞典によると「紡ぐ」は、「綿や繭 (まゆ) を錘 (つむ) にかけて繊維を引き出し、縒 (よ) りをかけて糸にする。」という意味。なんだか言葉を引き出して作る工程と似ている気がするんだ。

一方で、上手くことばにできなかったり、人を傷つける刃物のようにことばを使ったりする人もいるだろう。

感情をそのままことばにすることは危険。相手を傷つけることばになりがちだから。人を傷つけることは本当に品のないこと。
だからイライラや怒りの感情がバッと内側に出た時は、外側に出す前に保冷剤を少し当てるかのようにしてから外にするといいんじゃないかな。

自分の心の一番下にある感情やなにかを大事に、理解しようとしてあげるとことからはじめるといいよね。
「愛」「平和」に満ち溢れることばがこの世界に溢れますように。
ERIKA

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