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『まひるの月を追いかけて』恩田陸 感想

この頃読んでた本たちの感想を、結構あげてきてしまったので、更新遅くなってます笑

*あらすじ*
異母兄が奈良で消息を絶った。たったの二度しか会ったことがない兄の彼女に誘われて、私は研吾を捜す旅に出る。
早春の橿原神宮、藤原京跡、今井、明日香…。旅が進むにつれ、次々と明らかになる事実。それは真実なのか嘘なのか。旅と物語の行き着く先は―。

*感想*
恩田陸は異母兄弟が好きですね、本当に!笑
今回はその異母兄弟の研吾を探しに、その恋人に誘われて奈良に行くのですが、その人の正体が・・とか、目的が本当は・・とか、騙されてばかりでした。
主人公の静も、素直すぎるかよ笑

研吾の創作童話がいくつか出てきていて、月に関するものがいくつかありました。
・月を欲しがるお姫様に、手作りで月を作ってあげたけど、空に月は浮かぶ。月は
・善意で火に飛び込んだうさぎを、哀れに思った神が月にかえした話。

このタイトルが不思議だなぁと思っていたんです。
”まひるの月”って、光に隠れてよく見えないものじゃないですか。それを追いかける。
うまくわからないけど、真実を追いかける物語、ってことじゃないかなと思いました。

最後、黒幕みたいな”あの人”がまさか”あの人”だとは・・
ショックでした。正直、いやだ笑

短いですが、こんなところで。
今日もありがとうございました。

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