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『21世紀を生き抜く3+1の力』佐々木裕子 感想

「2050年あなたは何歳ですか?
世の中はどうなっているでしょうか?
そのときまでに、あなたは何を成し遂げ、どんな生き方をしていたいですか?」

この本は、そんな文章から始まります。
21世紀になってもう20年。このままいくと、世の中はどう変わるのかを捉える必要があります。

一つは、家族の在り方。
女性の社会進出が進めば進むほど、未婚・晩婚が増え、一方で女性が子どもを産める年齢はそんなに変わりません。
色んな「おひとりさま」世帯が増えていくと考えられます。

また、IT技術がどんどん進み、国境を越えて何でもできる世の中になりつつあります。
その中、「何のために、何を学びたいのか」を明確にして、その技術を活かす必要があります。

「2011年に小学校に入学した子どもの65%は、今はまだない職業に就くだろう」
10年前にはなかったユーチューバーを筆頭に、知らないうちに新しい職業は増えていくのだろうと思います。

このような世の中で生き抜いていくために、
「考える力」「共創する力」「進化する力」が求められます。

「考える力」
 ①目指すものを具体的に定義する
 ②因数分解して核心に迫る。そこから思考や発想の枠を広げ、新しい方法論を考える。
 また、数字や事実で考え比較する。

「共創する力」
 ①場を創る
 ②ベストな答えを共に紡ぎ出す
 ③形にして実行する
・ブレない明確なゴールを示す
・色々な意見や知恵を理解し、ベストな判断をする
・問題解決を諦めて簡単に決めない
→要はリーダーシップだと思われます。

「進化する力」
 ①真剣勝負をする
 「いまやるべきこと」に集中し、チャレンジと努力をする
 ②自己認知
 自分自身のブレない軸を見出すため、自分を客観視することが必要
 ③自己修正
 自分は本当は何がしたいのか?と真摯に向き合って、自分に”気づいて”あげましょ。
 
日本の教育現場では、自分の強みは何かを認識するきっかけが少ないといいます。
弱みをどうにかしようと、不得意なこととばかり付き合っていると楽しくないですよね…

これから一層「個」の時代が進んでいきます。
「個」として輝くため、自分は何者か、何をしたい人か、何ができる人かを明確にすることが大切です。

自己啓発本は何冊読んでも、結局は自己分析が命という事ですね。
私は本の整理をして、自己分析は引き続き続けていきます!

今日はこのへんで。
ありがとうございました。

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