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文具女子博のご縁を、これからもいつまでも大切に

久しぶりのnote更新です。あまりにも久しぶりすぎて、発信するのもなんだか背中がかゆいというか顔が赤らむというか恥ずかしい気持ちになるのは気のせいでしょうか。
 
さて、皆さんもご存じの通り、文具女子博in大阪 2024年にSelf0<セルフレイ>として参加してまいりました。

最初はたったひとりで立ち上げたブランドも今はビジネスパートナーの力を借りつつ、丁寧にブランドの運営に育んでいます。
 
今回は5日間以上の長期滞在のため、メンタル面を考慮し、歳のわりになにをしているといわれそうですが、母にもお休みをとってもらって親子仲良く現地では対応させていただきました。

もうゆっくり過ごしていい年齢なのに、いつまでも自分の夢を応援してくれて、どこまでも可能な限り駆けつけてくれる…私がお母さんになれたとしてもなれなかったとしても、一生敵わない尊敬の気持ちしかない自慢のお母さんです。
 
「新大阪って、めったに行かないから駅の看板と一緒に撮影してね!」と、大阪に向かう新幹線では余裕な一言を申していた私ですが、いざ5日間を終えてみると、そんなことも忘れてしまうくらいエネルギーの消耗が激しく、ただ心の中はとても満ちていて、きっと「よいしょ」とのぞいたら、心は虹色で染まっていたと思います。
 
昨年の手帳の市をはじめ、クリエイターエキスポ、今回の文具女子博と催事が続いており、この流れはおそらく夏、秋と続く1年になりそうです。

私自身が意図的に戦略を立てるというよりも必然的に動かされているかのように予定が決まっていくので、流れに身を任せるかたちで、挑み続けています。
 
改めて思うのは、Self0関連の催事は一般的な接客業とは異なり、かなりたくさんのお土産を持って帰ることになります。

つまり、それだけの膨大なエネルギーが必要ということ。

お客様とも積極的にコミュニケーションを図りますが、その中でも「ひとり会議って素敵!」「もっとこういうのがあったらいいのにな」と、新商品に関するアイデアやご意見、既存商品について見落としているところなどを私たちはたくさんお土産としていただきます。
 
現地ではそのお土産を咀嚼して、どのように自分自身が行動すべきか、経営に反映させるべきかを考えている時間はないので、それはどうしても東京に帰ってきて生活パターンが日常に戻ってから、アイデアを固める時間をとります。
 
お客様と接するイベントもしくは大規模の商談イベントについては、その前後も「遠足の一部」のようなもので、ただ行って話して終わりではないのです。

今は無事にゴールデンウィークを迎え、母は大阪のためにゴールデンウィークを返上してくれたので、おかげさまで、ゆっくり反省会を開きつつ、ひとりで梱包、発送もしながら創造的な日々をゆっくり丁寧に、だけどシャキシャキ(笑)過ごしています。
 

5日以上、東京を離れるのは初めてでした


帰りの新大阪駅で、ふっと疲れて座ってしまったわたし。


 
2冊の書籍ですでに触れている通り、私は長いこと心療内科に通院し、現状維持を常に意識してお薬も飲みながら体調を保っています。

病名はおそらく最初は適応障害ですが、時代の変遷や事象によって、病名も変わってきました。
 
たとえば家族を亡くしたあとは、あきらかに適応障害ではなくて、どちらかといえば死別うつ。おいしいものを食べるのも、そもそも笑っているのも亡くなった父に申し訳ないと思う日々が2年以上は続いていました。
 
そんな弱いようで、強い(?)私が、東京を離れて5日近く、まったく土地勘のない場所で過ごすのは、おそらく普通の人以上に強烈な不安を抱えて、場合によっては途中退席も可能性としてはあり得た挑戦でもあったのです。
 
では、なぜ、そうまでして挑んだか、気になりますよね(笑)理由はただひとつで、自分の分身でもあるSelf0のために徹底的に努力したかったからしか、理由は見つかりません。
 
冒頭にも述べたように、Self0の経営は今少しずつメンバーが増えてきていて、だからこそ「ここが勝負!」の過渡期に入りつつあります。

普段は売上については一切申し上げませんが、一定の販売数がでていて、まだまだ上げられる自信はあります。

そういう流れに今、自分がいる中で、文房具の祭典にでることは、いずれまた別の角度からみたときにSelf0の大きな実績になると信じて、参加を決めました。
 
ほんとうにSelf0に対する想いだけで不可能なことも可能にするくらい、私の使命として経営をすること、事業を織りなしていくことはプログラミングされているなと感じるほどで、出発前も帰ってきてからも大きくメンタルを崩すことはなく穏やかな日常が続いています。
 

お客様は神様で、私に「答え」を教えてくれる


初日から最終日までにこにこ笑顔でお客様とコミュニケーション


 
お客様は神様のように、私に必要な言葉を残してくれます。

実際に商品をご購入いただけるのが一番ですが、私が「こういう風にSelf0を展開していこう」と考えると、文具女子博でお会いしたお客様が「私こうだったらもっとこのおひとりさま会議用紙を使ってみたい」と、アイデアに対するGOサインがお客様を通してだされることもしばしばありました。
 
今回、文具女子博には5点の商品しかだしていません。大手文具メーカーさんと比べたら弱小もいいところというくらい小さなブランドが挑戦しました。

しかし、有難いことに500点以上はお客様皆様に手にとっていただき、需要と供給の一致を自分の目で、自分の耳で確かめる良い機会にもなりました。
 
Self0を追いかけてきてくださるお客様は皆さんやさしくて、どこかあたたかくて、スピリチュアルな話が苦手な方には申し訳ないですが、同じ想いを抱えた者同士が集まって、きっとたくさんエネルギーを交換しているのだろうなとも思いました。
 

Self0の、これからのこと


新発売!第5弾おひとりさま会議用紙


 
Self0は引き続き、催事出店の予定を控えています。

国内、海外ともにイベントを控えていて、夏から秋にかけては集中しています。おそらく年間のスケジュールに落とし込むと、毎月か2ヶ月に1回はどこかで催事を通して皆さんとお話できる機会をつくれています。
 
Self0は本来、ECのブランドですが、リアルな世界だからこそお届けできるブランドに対する想いやなぜこの商品が誕生しているのかなど、やはり想いを伝えてファンになっていただくのはリアルな世界でしかできない取り組みです。
 
チーム経営にはなりつつありますが、ひとり会社のスタイルも崩さずにいるため、そのバランスは常に難しさを感じながらも、でも、これからも可能な限り、リアルとECのどちらの世界でも、皆さんとコミュニケーションを大切しながら、ブランドを運営してまいります。
 
コロナ禍に入り、オフィスの必要性がない、すべてはオンラインで事が済むといわれがちですが、私はやはり対面だから通じる、あるいは伝播していく想いやエネルギーは存在すると思います。
 
そのみえないものを信じるかどうかは、人それぞれですが、少なくとも、Self0は、目にみえるものだけではなく、みえないもの(人の気持ち、作り手の想い、関わる人たちの時間など)も大切にするブランドでありたいです。
 
Self0として、山口恵理香として、

今回、文具女子博を通してつながった皆様とのご縁は、これからも、いつまでも大切に、そして、必ず今回の学びを次のステージへ歩むための原動力に変換することをお約束します。
 
文具女子博in大阪2024までご来場いただきました皆様、そして、大阪には行けないけれど、いつもSelf0を応援してくださる皆様に心より御礼申し上げます。
 
以上、久しぶりのnoteでした!


書くことは、生きること
Self0 ERICA YAMAGUCHI

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