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学生の時に読みたかった1冊

もっと早く出会いたかった。
作中に登場する奥村先生のような人が本書を読んだらどう思うのだろうか。
勉強だけがすべてではなく、もっとほかにも学ぶことはあるし、それは学校だけではない。
父親がいない人がみんな不幸でも、貧しいわけでもない。
そういった固定観念でしか物事を判断できない人は、他人のことをどうこういう前に自分のことを考えるべきではないだろうかと思ってしまう。
個人的には、制服のスカートの丈も1つの例だと思う。
丈が短くても頭のいい子はいるし、丈が長くても頭の良くない子もいる。
本来の問題をすり替えるような人たちが蔓延っているのかもしれない。

『ぼくは勉強ができない』山田詠美(著)

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