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「自分はどう考えるか」と問いたくなる1冊

一見、子どもが過ごしたとある1日のようであるが、そうではない。
人間は群れる生き物であるが、群れるのと流されるのでは異なる。
戦争のように流されてはいけないことがある。
今の世の中にも通ずるのではないか。
情報や周りの空気に流されるのではなく、「自分はどう考えるのか」。
とても印象的だったのは、「……泣いたら、だめだ。考える続けられなくなるから」という言葉。
泣くと気持ちがスッキリするが、それで終わらせてはダメなこともある。
本書を読んだ人には、この意味するところがわかり、胸に刺さる言葉になるだろう。
吉野源三郎(著)『君たちはどう生きるか』のアンサーブック。

『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩(著)


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