池田恵里 ERI IKEDA

外食、中食などの顧問契約。業務としてプロデュース・社員教育・開発などをお手伝いしており…

池田恵里 ERI IKEDA

外食、中食などの顧問契約。業務としてプロデュース・社員教育・開発などをお手伝いしております。 執筆として、主に 『フードビズ 連載「中食の中身」』18年。YAHOOオーサーとして「美味しさの舞台裏」などで執筆しております。

最近の記事

潜在的なニーズを見つけるための店舗分析とアンケートの試み  

駆け出しの頃、京都で数店舗を経営している女性オーナーさんからお仕事の依頼が来ました。当時のことを思い出すと、今行っている事柄にもつながっているように感じます。 ストアコンパリゾン(Store Comparison)を行い、メニューやお客様を観察しながら食事をすると、おおよその客層は把握できますが、潜在的なニーズを知ることはお客様さえも認識していない事柄を見つけること、なのかもしれません。これらのニーズは、メニューを作成する前にある程度把握しておく必要があると考えています。

    • 「イタリアンレストランで学んだ現場の知識と価格設定の重要性」

      初めてイタリアンレストランでお手伝いし、私は多くの新しい経験と学びに満ちた日々を過ごしました。接客の在り方や、厨房での調理作業、そして経営面での価格設定など、多岐にわたる業務に直面したのです。その中で得た知識と経験は、現在の仕事においても非常に重要な基盤となっています。 ウェイター、ウェイトレスの仕事と厨房の調整 和食のように一つのお盆の上に主食、副菜、汁物を載せることが出来るのですが、イタリアンではウェイターやウェイトレスがスープ、メインなど、何回、お客様のところまで運

      • 料理のコンクールから お仕事へ  

        コンクールで入選、特選したことで、料理のお仕事、つまりスタイリング、レシピを雑誌で書かせてもらえたらと、ひそかに望んでおりました。 しかし、当たり前ですが、そんな簡単に仕事は頂けないものです。 賞金で東京に行き、ある編集長の方に相談したところ 「スタイリスト・料理家は、まずアシスタントで25歳くらいから有名な先生に付いて、そこから独立するのが普通なのよ。最初からフリーは、無理だと思う。それにスタイリスト・料理家は、全然違うお仕事なのよ。どちらか一つを選んだ方がいいと思う。池

        • ちょっと「たなおろし」を思いたちまして 食のお仕事を始める前

          そういえば人生の半分は、このお仕事、食に関係する仕事をしているなぁ。 あっという間でございました。 音楽から食へ このお仕事をする前、つまり前職は、ピアノを弾いておりまして、大学卒業後、しばらくそのまま母校で非常勤講師をやっておりました。演奏会の依頼も幾度かあり、人前でも一応、弾いたりしておりました。とはいえ、限界も感じていたことは事実です。多くの場合、演奏をするにしても、チケットを自ら売ることが当たり前の世界で、それはそれで大変だったのです。自分でチケットを売らなくても

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