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『成長したい!』 自ら育つ力

『うちの子、言うことを聞かなくて…』
と嘆く母親。
私もそう言いながら子育てをしていたなぁ、と思い出します。

子どもは自分の所有物ではない。
自分の分身でもない。

でも親心としては、
ああなって欲しい。
こうなって欲しい。
こうだったら良いのに。
と、思ってしまいがちですよね。

その子にはその子の思いがあり、
個性があり、人生があります。

私の長女は人見知りが激しく、おじいちゃんにも泣くし、
仕事から帰った来たお父さんにも泣くような子でした。

だから、なつくようになってほしいと思っていました。
でも、親や周りの大人が無理に環境を作っても、焦っても、
状況は変わらないし、疲れるし、何より長女がかわいそうでした。

そのとき思ったことは、
『この子にはこの子のペースがある』ということ。

今では誰と話しても気持ちよく会話できるし、
困ってる見知らぬ人でも、外国の方にも話しかけていくことができるようになりました。

また、子育てに限らず、
職場での人材育成も
そう感じてしまうことありませんか⁇

桜梅桃李

その人が最もその人らしい花を咲かせられるよう、
個々の生き方を尊重する哲理。

人材育成も、この視点から問い直すことで、
道が開けていくのではないでしょうか。

『餓鬼は愃河(こうが)を火と見る
人は水と見る 天人は甘露と見る
水は一なれども 果報にしたがって別々なり』

同じものを見ても、その人の生命力によってとらえ方は違うという意味。

人を育てるにあたり、心得ておきたい知恵。



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