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結婚相手の条件に「価値観が合う」は必要なのか

離婚した理由について「価値観の違いからですかね」というのは、いかにもな感じだ。

私も結婚するなら価値観が合う人がいいなと思っていた。

しかし最近、本当にそうか?と疑問になった。

※完全な個人の意見になります

・優しさ
・思いやり
・価値観が合う
・経済力がある / 家事ができる
・容姿

というのが一般的な結婚相手の条件(一部)だと思う。


◆この中で「価値観が合う」に目をつけた


価値観が合うのに越したことはない。
基本的に人と人がぶつかってしまう原因は、考え方の違いによるものだからだ。
価値観が合えば、それだけ相手の考えが理解できる。また、自分のこともわかってもらえるため、無駄なエネルギーを使わないで済む。長い間、一緒に生きていくからには小さなすれ違いも馬鹿にはできない。
やはり結婚する上で価値観というものは大切な鍵になる。

◆ではなぜ、結婚を決意したときは大丈夫だと思ったのに別れを選択するのか?


初めの「価値観の違いですかね」という部分に私は引っかかった。
価値観というのは、その人が育ってきた環境、関わってきた人物の人柄、身体的特徴、元からある思考傾向、時代の流行など、様々なことが絡み合って成り立つ。誰ひとりとして同じ価値観を持つ人はいない。
その中で”合う”を探すのは難しい。

さらに、今の自分と10年前の自分とでは、大事にしているものが違うように、価値観は変化する。ずっと変わらないことを求めるというのは、好きな食べ物、嫌いな食べ物が一定ではないのと同様である。


◆ならば「価値観のずれ」はどうしようもないのか?

私は『価値観が合う人』を条件の1つにするのではなく、『違う価値観を持つ人』を前提にすることが必要だと思う。

”似ている”と思っていた人が全く別のことを考えていると、何だかショックを受ける。
価値観が合うことから、だんだんと相手に
”同じ”を求めてしまう。

お互いに”違い”を認めていると、「自分はAだと思うけど、相手はA以外かもしれない」と、考えが限定されない。両方とも「A」だったときは、「一緒だね」って発見がある。

私は大人になっても、いろいろなことを学んで、成長していきたい。
人から得たものが最も吸収率がいいと思っているから、せっかく出会えた人を価値観の
”合う”、”合わない”で縛るのはもったいないと思う。
夫婦は、人間関係の延長線上にあり、当たり前のことだが、全てを分かり合うのは不可能だ。価値観の違いを受け入れることが、人間関係も結婚生活も円滑にいくのではないだろうか。


どちらかというと、私は価値観が遠い人に興味がある。そういう人がどんなことを考えるのか。自分にはない考えを知るほど、視野が広くなる気がして、魅力的に映る。
『違う価値観』にこそ、面白さが隠れているような。


みなさんは結婚するなら価値観が合うことを
条件にしますか?


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