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きまぐれ本紹介#2 文学の絵本

昨年逝去された画家の安野光雅さんのお仕事のなかで、ちくま日本文学全集の装丁はわたしにとって特別なものです。
あの文庫を手に取るときはかならず、まるで誰かから絵葉書が届いたかのような喜びが湧き起こってくるのです。

数年前、友人がはたらく版元・古書店のinstagramをみて「すぐ行くから取り置きしてください!!」とお願いをして明大前まで買いに走った本がありました。

文学の絵本

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当時はこの本の存在を知りませんでした。見開きの左側にカバーイラスト、右側に作中の文言が引用されている構成で、巻末にはイラスト解題も収められています。


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わたしの手元にあるちくま日本文学全集は今のところ5冊だけですが、「文学の絵本」のおかげで全集のすべてのカバー絵を眺められるぜいたくを手に入れてしまいました。

昨日せっせと写真を撮ったので、うちの子たちも見ていってください。


芥川龍之介

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お気に入り:「羅生門」「奉教人の死」


泉鏡花

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お気に入り:「高野聖」


岡本かの子

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お気に入り:「渾沌未分」「鯉魚」「金魚繚乱」「みちのく」「鮨」


大佛次郎

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お気に入り:これから読みます


島尾敏雄

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お気に入り:「島の果て」「出発は遂に訪れず」


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