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好きすぎて、手洗いしてます

なに書こう、と思うと
なにも書けなくなる。

車の運転中とか、
さといも、炊きながらとか、
川沿いの提灯に照らされている桜を
チラ見した時とかに
あれこれ、思うのに
そのあれこれが、過ぎ
またあとで、と思うと
なんだったか、思い出せない

ほんの小さな感情を
さらさらさら、と
なにかにメモでもしておいたら、と
いつも、あぁ、と悔やむ。

たいしたことではないのだけれども。

そうそう、今日。
ピラティスのレッスンの時に
思いきって、買ってしまったものがある。
壁に、ちょこんとぶら下がっている
小さな黒い靴下。
1980円、高いのよね、と
毎回、自分をなだめながら、
うらめしげに、眺めていた。
前にも一足買って
とてもよかったから、
色ちがいが、もうひとつ欲しいのだ。
足指がひとつひとつ別れていて
おまけに
滑り止めが、きちんとついている。
まるで、猫の肉球みたいに
いつまででもさわっていたい
つぶつぶの肌触り。
あまりに、好きすぎて
お風呂場に持ち込んで
ごしごし、手洗いしている。

ブラジャーでも
手洗いしないのに
どういうわけだろう、と
ちょっと、おかしくなるけれど。

明日こそ、
納豆茶漬け、たべよう。

なんてことない話ばかり、
ごめんなさい。

最後までお読み頂きありがとうございます。