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”文字責め”をしていませんか?(No.197)

あるお仕事ではクライアント側
として入社2年目の若い女性が
担当者を務めています。

そこに、私ともう一人男性が
関わっています。

とある成果物のために男性も
奮闘しているのですが、A3
でしか見られないような大きな
Excel資料を作り、メール、
チャット、その他の連絡ツールで、
担当者に説明したり、
了解を得ようと次々と畳みかけます。

彼女が浮かない顔をしているな、
返事も一切しないな…と見ていたら
ついに「こんなに大量の情報を
ぶつけられても処理できない」
と爆発したのです。

昭和生まれ(の高齢者)は資料
作りがだあ~い好き。

資料作りを取り上げられたら
することがなくなって困る中高年
男性は少なくありません。

そもそも、今の20代前半の
若者は新聞を読む習慣は持って
いません。

そして、彼女は帰国子女で日本語
もあまり得意ではないことを
忘れていました。

私は●万字という大量の文字を
読むこと慣れているほうですが、
それでもたまには文字が押し
寄せてくると、何も認識できなく
なることがあります。

アラビア文字やロシア語のように
ただの柄にしか見えなくなる
感じです。

日本語に慣れていない人には
同じ現象が起こるのでしょう。

でも、仕事は前に進めなければ
いけないので、男性の長文を私が
かみ砕いて、10文字以下の
箇条書きを10本ほどにして
書き出しました。

「長文にあれこれ書いてあることは
要約したらほぼこれだけですよ」
と説明したら、
彼女の笑顔が戻ってきました。

程度の差こそあれ、中高年の方々、
仕事やプライベートで、このように
大量の文字、文章を誰かに
押し付けてはいないでしょうか。

解決策は2つあります。

1つ目は、私と同じように、
箇条書きにして見せる。

もう1つはビジュアルにして
見せる。

仮に3つの箇条書きだとしたら、
それぞれにイメージイラストを
付けるとか、表や図にするなどで
ビジュアル化できます。

若い女性担当者の泣きそうな顔
を思い出すと私までつらくなり
ます。

相手をそんな顔にしてしまう
“文字責め”、今日からあなたは
やめましょうね。

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