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出張の楽しみを忘れ、生活の楽しみを最大化する。

先日、ダイヤモンドオンラインで、こんな記事がありました。

多い人の場合は月に何度もある出張。年をとるに従って、長距離移動がしんどくなるものではあるが、とはいえ出張ならではの楽しみもある。いや、ささやかな楽しみぐらい、見つけたい気持ちになる。出張中のビジネスパーソンだって小さな自分だけのご褒美があって、いいじゃないか。

ぼくも昨年度までは、まさに「出張を楽しみにしていた人」の一人でした。2017年であれば、台湾の高雄から始まり、京都、三重(亀山)、茨城(那珂湊)、島根(出雲)、山形(鶴岡)、静岡(伊東)、福岡(太宰府)、北海道(札幌)など…。いずれも、美味しいご飯を食べたり、見たことのないものを見たりして、それなりに楽しみを見つけていました。下記のマンガ、似た匂いを感じます。

1枚目は去年の札幌。札幌国際芸術祭の会期中で、仕事の合間に見に行った時のもの。当時は「札幌いい街だ、住めるな〜」とか思っていたけど、まさか本当に住むことになるとは…!

2枚目は出雲の写真で、環境芸術学会で出張したもの。山陰の雄大な自然は、関東ではなかなか見ることはできないなあ、と眺めていました。

しかし二拠点居住になると話は変わります。二拠点のどちらでも、また二拠点以外の滞在先でも、羽目を外して美味しいものを食べたり、飲んだりしていると経済的にも体力的にも破綻します。疲れてしまいまし、時間もかかるので、せっかく確保できた作業時間が減ってしまうこともあります。

ぼくも二拠点居住を開始した2018年4月は羽目を外してしまってました。危険なのが空港。これは「ジアス ルーク&タリー」。ウイスキーの品揃えが良いんですよ…。

5月以降はしっかり修正し、今では出張先でも、一人の時はいつもどおりの食事や生活をして過ごしています(スタバと松屋が多い気が…)。その代わり、二拠点居住によって会える人が倍増したので、会える人がいる時には、美味しいものを食べています。

これは7月に父が札幌に来てくれた時で、狸小路の美味しい蕎麦屋「ごん」に行った時のもの。美味しいあん肝でした。蕎麦に行く前に満腹になっていました。

MMM関係者と行った、那珂湊のキングオブ茨城の銘店「萩の間」。
日本酒はいつ行っても最高だし、海鮮からトンカツまで、何を食べても美味しいです。

トップ画像とこちらの画像は、5月に大阪出張の際に天王寺で撮影したもの。日常的な駅と、非日常的なビル屋上のコントラストが魅力的で移動中に撮影しました。わざわざ時間と手間をかけて、特別なところに行かなくても、自分が面白いと思えるものには出会うことができます。

最後に19正規の小説家、マルセル・プルーストの名言を。

" The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes. "(真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではなく、新しい「目」を持つことだ。)

二(多)拠点居住は、日常生活の中で、新しい「目」を持てる生活方法だと思います。日常生活での経験を最大化するために、ぼくは出張先の一人の時間はしっかり休むために使います!


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