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チーズケーキ🧀発祥の国ポーランド🇵🇱と「ジャパニーズチーズケーキ」?

濃厚なチーズ感がたまらない愛されケーキ、デザートにもおつまみにもぴったりなのはチーズケーキ。
ベイクド・レア・スフレとバリエーションいっぱいで、ニューヨーク・バスクなど、地域名を関したものもたくさんあるけれど、外国には「ジャパニーズチーズケーキ」なるものがある。

ベイクドチーズケーキの発祥の地はポーランド。
紀元前7000年頃にはチーズを使っていた痕跡があるという、筋金入りのチーズ王国へ行ったら、ひとまずチーズケーキを食べない手はない。


日本のケーキって美味しい!❤️世界に広がるケーキ

ポップでかわいい日本のケーキは
独自の進化を遂げている!

普段、所謂「洋菓子」と日本人が考えているケーキの数々、外国人から見たら「え?それは日本のお菓子でしょ!?」というものが凄くたくさんある。
そういうのはお土産にすると、往々にして喜ばれるので、結構良い贈り物になったりする。

日本発祥のケーキ3連発+α

ショートケーキは日本発!
黄色いモンブランも日本限定!

ショートケーキ
毎月22日はショートケーキの日。カレンダーで15(イチゴの)日が上に乗っかっているから。
「ケーキと言えばイチゴショート!」と誰もが思うほど、国民的にド定番のケーキ「ショートケーキ」、こちらは日本発祥と言われている。

イギリスの「ショートケーキ」がモデルになってはいるけれど、こちらの「ショート」はショートブレッドのショート。
ザクザクのクッキーにいちごとクリームが挟まるスコーン様のものがイギリスではショートケーキ。
本家本元のイギリス人から見ても、日本のショートケーキは「超可愛い!!😍💓」く、「ふわふわで美味しい😋💓」。

ロールケーキ
「え?ブッシュ・ド・ノエルとか、あるでしょ?ロールケーキって」
と思ってしまうけれど、ロールケーキも海外では「日本のケーキ!」として有名。

日本初のロールケーキは山崎製パンの「スイスロール」。2000年頃からロールケーキ専門店がガンガンオープンし、それが逆輸入される形で注目されている。
モデルはアメリカがヨーロッパから持ち帰った「スイスロール」だとか。

バームクーヘン
「いやいや、それは名前からしてさすがにドイツのケーキでしょうが?」と誰もが思うバームクーヘン。
これも外国人が日本に来たら食べたいお菓子ランキングに殿堂入りしており、海外への手土産に◎。

モデルはもちろんドイツのバウムクーヘン(直訳:木のケーキ、断面が年輪型になっていることから)なんだけれど、ドイツのバウムクーヘンは「ベーキングパウダーを使ってはいけない。フレイバーを加えてはいけない。」などなど、厳格な基準が定められているため作り手が少なく、本場ドイツではバウムクーヘンを食べたことのない人が多い。
初めてドイツへ行った時は、「さぁ!バームクーヘンを食べよう!」といくらケーキ屋さんを巡ってもバームクーヘンが見つからず、不思議に思ったものだった。

ミルクレープ桜味、牛皮で包んだ桜餅風ムース
もはやこれは和菓子……!?

その他、ミルクレーププリンアラモード生チョコレアチーズケーキなどなど、この辺りも全部日本菓子認定されており、「じゃあ、むしろ何が洋菓子なの?」と思わされる。

外国人はアレを「ジャパニーズチーズケーキ」だと思っている

ジャパニーズチーズケーキって……?

そして外国で「ジャパニーズチーズケーキ」として流通しているもの、それは「スフレチーズケーキ」。
「うそーん、スフレはフランス語でしょーん?」
と思うけれど、試しに英語やフランス語で「Japanese cheese cake」「Gateau au fromage japonais」と、Googleさんに聞いてみて欲しい。
めちゃくちゃスフレチーズケーキのレシピがヒットする。

私も初めて「日本のチーズケーキ作ってや」
と言われた時は「は?何の話ですか?」と思ったけれど、
日本に遊びに来た外国の人々が山崎製パンのチーズ蒸しケーキを「ふわふわー!神がかってうまー!!」と食べまくっているのを見るにつけ、どうやら彼らはスフレチーズケーキを食べたことがないようだと信じるに至った。
そう言われてみると、外国で販売されているのを一度も見なかったような。

チーズケーキ3000年の歴史

みんな大好きチーズ!!

チーズケーキの歴史、古くは古代ローマ時代まで遡り、紀元前776年に行われた第1回目のオリンピックにおいて、選手たちに振舞われている。
当時食べられていたチーズケーキは、どちらかと言うとプリンのようなものだったので、所謂「チーズケーキ」として思い浮かぶようなタイプのケーキは、「ポーランドのベイクドチーズケーキから」と言われている。

ベイクドチーズケーキ発祥の地「ポーランド」

ポーランド、クラクフ

ポーランドのベイクドチーズケーキ「セルニェック」は、南部にあるポドハレ地方の「トゥファルク」という、リコッタチーズに似た白いフレッシュチーズが使われている。
もともと酸味があるチーズなので、レモン果汁などを加えなくても酸味のある、チーズらしいチーズケーキを作ることができる。

ポーランドの京都、古都クラクフでいただく至福のベイクドチーズケーキ

趣ある、素敵なレストランやカフェがいっぱい!

17世紀に首都が現在のワルシャワに移るまで、首都としてポーランド文化の中心にあった古都「Kraków(クラクフ)」。
ポドハレ地方に程近い北側に位置しており、昔ながらのカフェや、ポーランド伝統料理をモダンに伝えるミシュラン店などがたくさんあり、家庭の数だけあると言われているセルニェックを巡るにはぴったりの街🧀🥰

イチオシは、ポーランドの伝統料理もいただけるRestauracja Kogel Mogel

ポーランドのリゾット入りロールキャベツ
「ゴヴォンプキ」
器ごと食べられるスープ「ズーレック」
かなり迷ったけど、この器は完食しても良いらしいww

いくつか食べ歩いた中で1番気に入ったのはこちら、Restauracja Kogel Mogelさんのベイクドチーズケーキ。
「おー、プリミティブでナチュラルな感じ」と思うベイクドチーズケーキが多い中、こちらのケーキは群を抜いて洗練されていながら、伝統的な味わいもしっかり残しており、感動的だった。

本命ベイクドチーズケーキ「セルニェック」

ポーランドのチーズケーキの例に漏れず、口に入れた瞬間は想像よりもしっかり酸味が聞いているけれど、あとから生地のクリーミーさが口に広がる。
添えてある甘〜いカスタードソースをかけると、コクは増し増し。
さらにいちごも一緒にいただくと、酸味、濃厚さ、フレッシュで甘やかないちご感が三位一体となり、これはもう無限にいける感じ。
アイスクリームも頼み、夫には「半分こしようね」と約束したのに、気付いたら1人でペロリと平らげていた。

ベイクドチーズケーキ巡りをするなら、ぜひこちらも候補に!

チーズケーキの世界は深い。
夫創作の抹茶チーズケーキ

ポーランドでセルニェックを食べ歩いた中でもイチオシのRestauracja Kogel Mogelさん。
ミシュランガイドにも掲載されており味についてはお墨付き、お料理の説明も丁寧で、給仕さんの接客もホスピタリティに溢れており、忘れられないお店だった。(初日に伺っていたら、こちらしか行かなかったかも!)
チーズケーキ巡りを企画中の方は、ポーランド料理の知見も得られるので、ぜひ一度ご訪問を!

Restauracja Kogel Mogel

住所:Ulica Sienna 12, Krakow 31-041 Poland
営業日時:毎日17:00〜22:00(金曜〜日曜日は13:00〜)
電話番号:+48 533 333 436

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