「撮り鉄」迷惑行為、単に批判するんじゃなくて対人技能と人格の向上が大切

近年マスコミが頻繁に採り上げるようになった。お決まりの反応は「撮り鉄」への非難と一種の差別意識な書き込み。この問題への考えを申し上げます。言うまでも無く問題となっている俗に言う「撮り鉄」の迷惑行為自体は非難するほかありません。

ですが、(正義感ぶって特にネット上で)「撮り鉄」への非難するだけでは望ましくない方向に向かうばかりだと思います。
いわゆる「自粛警察」など「●●警察」のような感じに陥り、ある意味同じ穴の狢になるし、一方的な価値観に基づいた取り組みが横行する危険を感じるからです。

私から言わせてもらうと
個人個人としてできることすべきことは、
特に自分は鉄道趣味者・鉄道愛好者(いわゆる「鉄道ファン」)だと自己認識する方は ご自身の対人技能・人格を一生かけて磨き上げることです。(これは鉄道等への興味関心の有無にかかわらず誰にでも言えます)

「マナーを守れ!」が問題な訳ですので、それが出来るためには人としての「対人技能(ソーシャルスキル)」やいわゆる人格(性格とかそんな意味合い)を磨き上げることが必要だと思いました。

また、
特に「撮り鉄」に限らず鉄道が好きだと思う人は鉄道関係の話をしたり書き込んだりする際、相手がどう思うか想像し、読む人が不快にならない とか、悪い印象を与えないようにすることも大事です。

正直言いますが、特にネットの書き込みは不特定多数が書き込むので必ずしも鉄道に好意的な人だけで無く悪意を持つ輩も鉄道関係の話を書き込んでいる可能性はあります。
その上で、
「本当に鉄道が好きなのか?」と思えるような内容や言い方をする書き込みも多く見られます。
最低限、鉄道(趣味)関係をテーマにしたブログ・ホームページ(自分保有運営のウェブサイト)・動画投稿など、自分が情報発信者になる立場では「ものの言い方」には充分注意すべきです。同じ事を言うにしても良い印象と悪い印象を与える言い方があります。鉄道が好きで興味関心あるはずなのに(?)悪い印象を与える言い方をするのが目立つ気がします。例えば「ニートレイン」「末期色」など、侮辱などを連想させるような言い方はやめましょう。本当に鉄道が好きならば。

そして、「リアル社会」で外出する際、特に鉄道趣味等で鉄道施設(駅・列車も)に行くときは、自分の服装や振る舞いに気をつけましょう。あまり言いたくなかったのですが、「さえない格好」の人も目にします。私も周囲からはその「さえない格好」に見えている可能性は認識していますが、身だしなみや服装の組み合わせには気をつけるようにしました。
私も「ファッション」は苦手ですが、身だしなみ とか 場所に応じた服装とか意識する など出来る範囲から取り組むことが大事です。いきなり「おしゃれ」「イケメン」的なのを目指す必要はありません。
なお、ずいぶん前の本ですが

脱オタクファッションガイド

という本を紹介します。「電車男」が流行った(とされる)後年に出版されたもので、アニメ方面の「オタク」を想定して服装選びや管理の初歩的な方法を説明する内容です。(私が読んだのは初版(2005年出版)、出版社のサイトでは改訂版が出ており初版は見つけきれなかったのでやむを得ずアマゾンのページを貼りました)
個人的に良いと思ったのは、服装だけでなく「振る舞い」に関しても見苦しくならないよう気をつけるべきでその要点を説明していた事です。

こういう、個人個人一人一人が出来ることすべきこと(自分自身の対人技能・人格向上)を積み重ねることが鉄道趣味全般の印象を良くするために必要でしょう。それが出来ることがあるならば鉄道業界への就職・活躍もしやすくなる・・・と良いのですが・・・


※最後、すみませんが愚痴を
マスコミが撮り鉄を頻繁に採り上げるようになったのは歯がゆく思います。もとの原因はもちろん「撮り鉄の迷惑行為」にあるわけですが勘ぐったことを言うと、その問題ばかり大きく採り上げる「拡大視」みたいな状況になってるからです。心理学または精神医学に「認知の歪み」という概念があるらしく、その中に「特定のことだけを拡大解釈する」みたいな症状があったような気がします。社会的にこれをやってるような気が・・・



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