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まるでうん⚪︎のように(不当だと)感じる他者からの評価との向き合い方

ちょっと前に、インフルエンサーや企業が運営するSNSやメディアの支援をしているコンサルタントとお話する機会があった。その人が教えてくれた「人からの評価についての考え方」にとても共感したのでご紹介したい。

インフルエンサーも企業も、フォロワー数が増えれば色々な人の目に留まるようになる。となると時として自分の意図とは違うふうに受け取られたり、納得のいかない評価がつけられてしまうこともある。不当だと感じることが起きる。いわゆる炎上事件まで行かなくったって、予期せぬ場面で批判的な意見が多数寄せられるだけでも当事者にしてみたらもう大変な事件だろう。

企業だったらまだ、自分の人格とは切り離してチームで取り組めることも多いけど、個人のインフルエンサーなどは特にそれで心を病んでしまうケースもあると聞く。

※※※※※※※※※※※※※※以下はそのコンサルタントの方から聞いたお話をワカメの解釈を加えて図解したもの。すぐに謝罪・贖罪すべきであるような明らかな違法行為・迷惑行為がないような場面を想定したお話です※※※※※※※※※※※※※※

インフルエンサーや企業が、人から悪い評価を受けてしまうとき。評判を白いキャンバスに例えていうなら、自分が表現したいメッセージを発信するためにせっせと白いキャンバスに絵を描いているのに・・・


一生懸命富士山の絵を描く人


ある日突然、匿名だったり知らない人にその絵を上書きされてしまうのに似ている。

例えば富士山の絵にうんこが書き込まれる。当然、描いてる本人は、え!!なんで!!!とショックを受ける。

うんこが!!突然!!


そんな時に彼がするアドバイスは、「今すぐこの全ての絵を綺麗にしなくちゃいけない!」という意識を捨てることだという。一方で大事なのは、このキャンバスのこの一角だけは譲れない、という部分を決めて描き続けるようにすること。

無理してうんこを上から消そうとしたり、うんこを描いた人のところに行ってより大きなうんこを描こうとしたりしてはいけない。そんなことをした日には更に巨大化したうんこを描かれてしまうことになりかねない。


ここだけは譲らない、の一角を決める


取るべき具体的な行動としては、自分が本来伝えたいと意図したことや、背景情報を説明することかもしれない。あるいは、もともと発信しようとしていることをただ粛々と続けるという手もある。そしてそのうち、少しずつだけど意図した姿に世間の評価も近づいていくという。

自分のキャンバスが完璧に思い通りにならないことを憂う必要はなくて(残念だけどうんこはどこかに残るかもしれない)、いつでも自分が確実にこだわりたい一角に意識を戻すのがポイント。いずれ評価は落ち着くし、メンタルヘルスの観点でもすごく有効だ。

私はインフルエンサーでもなんでもないのだけど、この話は会社での他者(上司でも部下でも同僚でも)からの評価でも同じことが言えるし、すごく共感できた。

それで嬉しくなって上司にちょっと聞いてよ面白いこと聞いちゃったわよ、と伝えたら、「それならこんな動画があるよ同じ話だよ」と言って見せてくれたのがこれ。意味を理解するのに20秒くらいで済むからぜひ再生してほしい。

この動画は、一人が一ピクセルだけを変更できるというルールで、何千人もの人の共同作業で描かれている。最初はまっさらのキャンバスだったところに複数のユーザが協力しあってイギリスの国旗を描いたり、遠くの方に悪魔が描かれたり、逆に対抗した勢力がイギリス国旗を上書きする形で別の国の国旗を描いたりする。

まるで、インターネット上の評判のようだと思いませんか?本当はインターネット上じゃなくてもリアルでも一緒で、インターネットだと猛スピードと大人数を巻き込んで展開していくというだけなのだけど。

だからあなたがもし、人からの評価で疲れてしまっていたら、「全部上書きするのは無理だかしかし、こんなんしょせん流動的なものだから、この一角だけにこだわろう」って決めるのもいいかもしれない。


今日も一日、お疲れ様でした!

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