小さなお店のオンラインショップのつくりかた
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小さなお店のオンラインショップのつくりかた

Envelope Magazine

今年に入ってから、ものをつくったり売ったりすることを生業としている方々で、初めてオンラインショップを開設したという方は多いのではないでしょうか。

私たちはエンベロープオンラインショップをはじめとして、社内のそれぞれのお店もお店独自のオンラインショップを持っているので、気付けば社内に6つオンラインショップがあります。

(初めて読まれた方へ、ちょっとわかりにくいエンベロープオンラインショップのことについては以下の記事からどうぞ)

日本には270万店(2019年5月時点のデータなので、今はもっと多いはず)のオンラインショップがあるらしいのですが、小さなお店や個人・少人数でものづくりをする、私たちのような規模感のオンラインショップ運営について、あんまりしっくりくる情報がないなぁと感じます。

実際、2019年にエンベロープのカートシステムを変更するとき、自分たちにフィットするシステムがなかなか見つからなくて、ひたすら情報を求めてEC事業者向けの展示会に行ったりWEB上にある様々な記事や事例を調べたり、とにかく悩みました……

オンラインショップでも店舗と同じように「らしさ」が欲しくて、WEBの専門知識がなくても運営・更新ができて、いわゆるWEBマーケティングからは、正直、距離をおきたい。

そんな小さなお店が運営するオンラインショップが、どういう軸で新しいカートシステムを決めて、今現在運営しているか。同じような悩みを持っている方々の助けになることを願って、今回書いてみようかと思います。

(今回の書き手であるスタッフいしかわは、エンジニアでもデザイナーでもない、お店を運営する人です。そのため、WEBやデザインの専門家ではないお店の人目線で書きます。)

■小さなオンラインショップにとって大事なこと

まず前提として、私たちの運営するオンラインショップの1日の平均注文数は2〜50件程度です。6つあるのでお店によって注文数に幅はありますが、だいたいこのくらいの規模感のオンラインショップのお話です。

こういう小さなお店にとって、大切な要素は以下の3つだと思います。

① 自分たちの世界観を表現できる
② コードを書かなくてOK
③ 運用コストが低い

それぞれ、詳しく書いてみます。

(1)自分たちの世界観を表現できる

実店舗だとお店の内装部分。

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個人や小さなお店が、数十万~数百万円かけて専門の会社に依頼をして思い通りのデザインのオンラインショップをつくるなんて難しいですよね。

今は便利な国内サービスもあって、ショップオーナー自らオンラインショップをつくるケースも増えている…というか、小さなオンラインショップのほとんどが有名な2社のどちらかを使っている気がします。でもそこで少し気になるのが、みんな同じデザインではないですか……?

作品や店舗デザインと同じくらい、オンラインショップのデザインも自分・ブランドの世界観を表現する場所のはず。全て完璧に思い通りにとはいかなくても、限られたリソースの中で最大限自分たちの世界観を発揮できることが大切なのではないでしょうか。

(2)コードを書かなくてOK

自分自身がコードを書ける、もしくは社内に書ける人がいる…なんてことは珍しいこと。HTMLやCSS、javascript……この記事を書いている私もほとんど知識はありません。

けれども、「この部分を少し変えたい」「カテゴリを1つ増やしたい」…と小さな変更をしたいときに、その都度外部の会社に頼むことって時間もかかりますし、コストも発生します。

もっと前段階の話として、小さなお店であればあるほど、オンラインショップもスタッフ全員で運用するという所も多いのでは。だからこそ、何の知識もないお店のスタッフ全員が誰でも、すぐに理解できて更新できることも大切。

制作からその後の運用まで、できる限りずっとコードを書かなくてよいサービスを選ぶ必要があります。

(3)運用コストが低い

言うまでもありませんが、小さなお店は初期費用、ランニングコストへ大きな投資が難しいのが現実。(1)(2)の話にも通じることですが、運用コストは低ければ低いほどありがたいものです。

■悩んだ結果、Shopifyを使うことにしました

Shopifyは、175か国以上で導入されているカナダのEコマースサービスで、アメリカではAmazon、eBayに続いてシェア第3位になるほど普及しています。

日本ではEコマース業界の人でも「越境ECに強い」というイメージが先行していて、まだまだ普及していませんが、私たちのような小さなお店にとってはとってもちょうどよいサービスでした。

先に挙げた(1)~(3)について、どうちょうどよかったか、それぞれについて書いていきます。

(1)自分たちの世界観を表現できる
(2)コードを書かなくてOK

Shopifyは「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが無料・有料のもの含めて非常に豊富で、文字入力と画像のドラッグ&ドロップで高品質なオンラインショップを構築できます。

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そのため、エンジニアやデザイナーがいなくてもオンラインショップがつくれますし、テンプレートの種類が非常に豊富なため、頑張って探せばそのブランドらしい世界観を表現につながります。まだユーザー数が少ないからこそ、”被り”の心配もそこまでありません。

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▲社内のオンラインショップは、全てShopifyでつくっています。例えば、リネンのインテリアの店「TLB home」

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器と生活のものの店「KOHORO」

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▲フルーツの産地それぞれの個性を活かしたジャムをつくる「FLAVÉDO」

そして、コードを書かなくてよいのは構築時だけでなく、その後の運用時も。ページの更新も文字入力と画像のドラッグ&ドロップで出来るので、WEBの知識がないスタッフもスムーズに使いこなせるようになります。

そうすることで、お店のスタッフとオンラインショップのスタッフが分断されずに、どちらも”自分たちのお店”という感覚が持てることにつながって、お客様へのよりよい接客やサービスにつながるのではないでしょうか。

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▲エンベロープは開設時に社内のエンジニアがカスタマイズをしていますが、その後はコード不要で運用しています

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▲例えば、商品ページのテンプレートは2種類用意。商品のストーリーを伝えたいものは、左の読みもののようなデザインでページをつくります

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▲また、それぞれの参加ショップの世界観・らしさを表現するため、ショップ毎のトップページも用意。カスタマイズの自由度はかなり高いそう

(3)運用コストが低い

サブスクリプション型のサービスなので、月額固定制で29ドルから使えます。

例えばお気に入り機能とか、再入荷を受け付ける機能とか、不足している機能を追加したい時は、サードパーティーがつくるShopify用のアプリを利用します。数は約3,000ほどあって、無料のものも多いのが嬉しいところ。より自分らしいお店へカスタマイズができます。

私たちのお店もそうですが、少量生産のものを売っていると、そんなに簡単に利益ってでません。だからこそ、こういったところはできる限り抑えて、ものづくりやサービスなど価値につながるところにコストをかけたいものです。

■まとめ

そういうわけで、現在はエンベロープはShopifyで構築して、日々悩みながらも運用をしています。

もちろんデメリットもありますし、他にもお店のレジとの連携や在庫管理のこと、アプリのこと、まだまだ語ることがあるのですが、今日はこの辺で。

これからも私たちのお店らしさを表現しながら、良い買い物体験をお届けできるように日々考えていきたいと思います。

※途中からShopifyの宣伝記事のようになってしまいましたが、私たちはただのいちユーザーです。もっとたくさん使うお店が増えて、その分情報や関連サービスが充実することを願っています!

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株式会社カフーツが運営する、小さなお店の集まり。心地よさをもたらすものをお届けします。https://bit.ly/2JDrb4t [SHOP]LISETTE、the linen bird、KOHORO、MOORIT、OXYMORON、ELMERS GREEN、FLAVÉDO