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読書: 「何を読めばいいか分からない」の解決策

何となく読書をしたい。
世の中の頭のいい人は読書をしているみたいだし、勧められるが、そもそも何を読めばいいのか分からない…。

向上心に具体的行動策が伴わない時ほどもどかしいものはありませんよね。

私はもともと読書嫌いでしたが、現在は読書が好きになり、平均して一日一冊程度は読むようになりました。

ここでは、自身の体験を踏まえつつ、どのように読む本を選び、読書への苦手意識をなくしていったのかを書いてみようかなと思います。

読む本の選び方

結論から言います。最初は以下のような本を読むのがおすすめです。

「興味があるジャンルの本 / 書店で立ち読みして思わず読み耽ってしまったもの」

私は初めに、誰かがお勧めしている本を読んでみて挫折した経験があります。日常的に活字に触れる習慣のなかった私にはなかなか難解でモチベーションが保てなかったためです。

「一冊を読み切る」という成功体験を手にいれるのが、継続することの第一歩になるのではないかと、私は考えます。

自分は意外と本が読めるんだ。読み終わった後の達成感が心地いいな。

これを経験すべきなのではないかと。
そのために一番手っ取り早いのが、

「自分の心が選んだ本を読む」

ということなんです。

読破が難しい理由

一冊読み終えることを「読破」といったりしますが、この単語の語感からしても、難易度は高いのではないかと思います。

本は買ってみたけど挫折した…。という時、何が原因なのでしょう。
数年後ふと読み返してみると、なぜかスラスラ読める。あの感覚はなぜ怒るのでしょう。

これについて考察してみます。

そもそも「本」とはどういったもので、「読書」とはどのような行為なのかを自分なりに定義してみます。

本: 情報が詰まったもの
読書: 本から情報を得る行為

異論はあるでしょうが、超絶簡略化するとこんな感じでしょうか。

これを元に考えると、読みやすい本と読みにくい本の違いは

「相対的情報量の違い」
(相対的情報量: 自分が新しく学べる知識の量)

と言えるのはないかと。
学校の教科書を読んでいて感じたことがある方もいらっしゃるでしょうが、数学とか非常に読みにくいし3秒で睡眠に導いてくれる効能を持っていますよね。

数学の教科書が難しいと感じられる理由は、すべて自分にとって新しい情報であるため、自分の脳が処理しきれずにパンクしてしまうから

と言えるでしょう。そもそも人間の脳は高負荷を好むような構造になっていません。できれば動かしたくない(エネルギーを使いたくない)のです。

とすると、自分のレベル(自分の現時点での知識量)に即した本を選ぶ必要が生じてきます。

自分の年齢まで全く同じ経験をして、生きてきた人などいるはずがありません。無論、知識量や経験の質も一人一人がオリジナルと言えるでしょう。
読むべき本はオーダーメードである必要があるのです。それに近いものを探せるのは他の人ではなく自分自身だけでしょう。

具体的行動策

【本屋に行く】
書店に行って本を眺めると、様々な情報が入ってきます。
タイトル、表紙の絵、帯等々。

その中で少しでも気が留まるようなものがあれば、ぜひ手に取ってみてください。そしてその場で少し読んでみるといいでしょう。
経験上、30秒以内に飽きたのであれば、その本は現時点では自分に向いていません(相対情報量が多すぎる)。一旦諦めて他の本を探すべきかと。

小説初心者にとって一番読みやすいのは「小説」でしょう。
特別な知識を必要とせずに「読書」に入門できますし、共感能力を鍛える効果もあるので、コミュニケーション能力強化にも繋がります。
そして何より楽しいです。

【Kindle Unlimited】
引きこもり気質のある私は、家から出るのすら億劫なので
「Kindle Unlimited」の読み放題を活用することが多いです。

普段読んでいる本から「あなたへのおすすめ」をリコメンドしてくれるので、それを参考に少し開いてみて、向いてなさそうなら他の本を開く、
というのをノンストレスで繰り返しています。

初心者の時点でこれをお勧めすることはしませんが、ある程度慣れてきた場合や、本屋に行く足が重い場合には最適解と言えるでしょう。

(Kindle Unlimited)


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