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EC物流業界は今後どのようになっていくのか

皆さん、おはようございます。N氏です。
最近何だか楽しく仕事できております。転職活動というものは心に余裕を持たせるのかもしれません。

コンサル業界の面接では思考力を観察するために自身の業界予想みたいなことをさせると聞きましたので、早速チャレンジしてみようとnoteを開いたわけでございます。

ドライバーの数により受注数が決定する

何のこっちゃかと思いますが、ECという概念を大きく覆すことが起きると予想しております。現在のEC受注というのは注文数を予想(S&OP)してそれに合わせてドライバーを用意するものになっております。

10年後は、これがドライバーが確保できた数に合わせて注文を受けれるようになるという仕組みに変わると予想しているわけです。つまり今現在当日に届いているような商品ですが、ドライバーが確保できるまで延々に待たされるような未来になるのではないかと予想します。

ドライバー不足による配送料金が高くなる

今でこそドライバー不足に悩まされている日本です。このままEC物流の出荷量が増えていくのであればさらにドライバーが不足することはまちがえなしです。また、最近では集荷の方も活発になってきた兆しがある中で、ますますドライバーへの負担は大きなるでしょう。そうなるとドライバーに料金を多く払える会社が勝つ仕組みになるのです。

・・・そうAmazonといった企業です。まずAmazonにドライバーを確保し、余ったドライバーを他の企業で取り合いをしなければならない仕組みにちょっとずつ今もなっているのに気づいておりますでしょうか。

配送スピードより配送料金を重視する世界

現在、フリマのメルカリが非常に伸びていますね。それはとてもいいことなのですが、一方で商品料金を低額に抑えたい心理が強くなっているのかなとも取れます。その流れの中で配送料金を払ってまで早く欲しいという商品が世の中にどれだけあるのでしょうか。恐らく予約商品だったりプレゼントだったり・・・日用品などに関しては、早めに頼んでおいて配送料金が安くなるのであれば皆さんそちらを選択するのではないのでしょうか。

配送料金も高くなるという予測も相まってますます安さを求めるようになるでしょう。

配送会社の多重下請け構造の問題

EC業界は基本的に9月ぐらいから需要が増していき12月がピークになることが多いです。では他の月はどうしていると思いますか?仮に自社でドライバーを抱えていたら12月のピークを過ぎたからさようならなんてできません。そこで自社でドライバーを抱えないようにするためにこの多重下請け構造が発生するのです。下請けにドライバー確保を投げれるのであれば、ドライバー必要ないですと連絡するだけで余計なコストを持たなくて済むのです。

しかし、ヨーロッパでのUber Eatsの例を見るようにこのような不透明な下請け方法に関しては規制が厳しくなっているように思われます。当たり前ですよね。ドライバーのためになりませんし、何の価値もない中抜き業者を増やすだけですから。

配送会社がOMS(ECサイトの注文システム)と繋がる未来

色々書いてきましたが、配送料金を増やさないための仕組みが必要となるのです。

そうなんです。そのために業界の発想の転換が起きるはずなんです。その発想の転換というのは、配送会社が各EC業者のOMSと繋がることで、OMSの受注システムの中に一種注文上限数という概念ができることを示しております。今でも店舗スタッフ数とかで上限数をかけているのでそれのドライバー数も確保した版と考えていただいたらいいでしょう。

最下流までの人員を確保した上で当日出荷できる数量が決まる未来が待っているのです。

結び

今、私が睨んでいるEC物流の未来でした。皆さんAmazonのやっていることばかり目を向けがちですが、やはり巨人は巨人。色々目を向けると面白いかもしれませんね。

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