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目の前の仕事を頑張ってきた代償
皆さん、こんにちわ。N氏です。
今回は、私の同僚の話をしようと思います。ちょっと怖い話かもです。
自由を奪われた同僚
私の同僚(Aさん、多分40歳いくかいかないか)は、今現在身動きが取れない状況に陥っているのです。何を言っているかをこれから説明させてください。Aさんと私は、同じチームにいるのですが、最近Aさんの元気がありません。
理由を聞いてみると、仕事のプレッシャーがすごく、お酒がないと寝れない日々を過ごしているとのことです。
また、転職も考えているのですが、うまく行っていないようです。そんなA三は今のチームでもうまくいかず、転職もできずまさに「自由を奪われている」という状態になってしまいました。
彼から自由を奪った今のチーム
私が今のチームにジョインした際に、感じた違和感があります。それはチームの存在意義というものがなく、目の前の仕事を一生懸命にこなしているだけなのです。
そうです。なぜこの仕事をしなければいけないのか?という視点が抜けている恐ろしい状態のチームだったのです。
そんなチームで2年も仕事をしてきたAさんですが、あまり疑問を持たずに今まで過ごしてしまったようで、「そりゃダメだよ」と心の中で思う次第です。自由を奪ったと書きましたが、Aさん自身で翼をもぎ取ったとでも言ったほうがしっくりきそうです。
空を飛ぶためには地図が必要である
仕事という大空を飛ぶためには地図が必要なんだと毎回思います。我々サラリーマンの地図とは職務経歴書のことです。地図を持たず空を飛ぼうとするものなら燃料切れで目的地に着くどころか海の真ん中で墜落する運命なのです。
普段の仕事から「この仕事は職務経歴書を書くとしたらなんて書くか」を意識する必要があると思います。
常に転職での面接時を想定して今の仕事で大変だったこと、それをどうやって乗り越えたか、次にまた同じ仕事をするのであればどのようにやるかを考えて仕事をしなければいけないのです。
職務経歴書という地図を書くために必要なもの
一言で言えば数字です。数字だけは誰から見ても公平で説得力のある材料となります。そのため、KPI設定が必要となります。そのKPIを設定するために誰がお客様であるかをしっかり定義する必要があります。
・誰がお客様なのか
・そのお客様を満足させるためのKPIは何か
上記2点が設定できたらあとはKPIを改善し続けるのみです。KPIを数字で設定できないのであればその仕事はやらない方がいいとさえ思います。なぜならばあなたの価値が可視化できないからです。価値を可視化できなけれど重要な仕事というのは、もはや芸術や伝統芸能の類だと思います。
一介のサラリーマンである以上、KPIは自身を表す重要な数字です。それを意識せず仕事をしているということは何もしていないと同義です。彼はそこが抜けていたために無駄な2年間を過ごしてしまったんだなと感じております。
そんな自分がKPIを意識したのは30を過ぎてから
偉そうなことを言いつつも、KPIを強く意識し始めたのは転職してからなので30歳を過ぎてからでした。気づいたのは、遅かったかもしれませんが、気づけてよかったです。
何となく仕事をして、KPIを意識せずに仕事をしてませんか
1社目の会社でこのことに気づける人が、きっと出世できるのだと思います。私は残念ながら気付くことはできず、あまりうまくいっておりませんでした。なので、2社目でしっかり意識して働けているのは本当に嬉しい限りです。
Aさんに待ち受けている未来
厳しいことを言うようですが、今以上評価してくれる仕事は彼にはないでしょう。現状進めている仕事ですら特に難しいとは思えないからです。会社から言われたことを言われたままに進めてきた代償を払わなければならないのです。Aさんの年齢、能力、経験を考えると今の会社でやっていくしか道はないかと思います。それ以外にどうすればいいかは正直分かりません。本当に胸が苦しいです。
かく言う、私も20代でこのことに気づけなかった代償を払う必要があります。
この年齢で、コンサル業界に挑戦というのもこの代償を支払う行為なのであります。20代でこのことに気づけなかった、目を背けた罰と言ってもいいでしょう。きっと次の転職は人生で一番キツイ期間になると思います。体力・心理全てにおいてボロボロになることでしょう。でも進まないとAさんのようになる・・・実体験を見てしまった以上、やるしかありません。私の少ない希望に賭けるしかないのです。
Aさんお元気で
正直Aさんは仕事に関しては自由がなくなる未来しか見えません。会社から言われた嫌なことを黙々とこなす。結果の説明ができず給料を下げられる。周りからの評価が下がる。嫌だと思っても転職できない・・・
頑張って欲しいですが、私にできることは何もないのです。せめて今のチームに必要なKPIや仕組みを作って私も転職をと考えているのですが、彼自身がなぜKPIが必要なのかを理解できてないようなので、力になれるかは微妙です。
目の前の仕事を頑張ってきたといえば聞こえはいいですが、自分のキャリアから目を背け続けたと言った方が正しいかもしれません。仕事は頑張らなくていいのです。結果さえ出せば、気持ちこもってようが抜けてようがどうでもいいことです。
つまり何を言いたいかというと、このご時世常に転職市場で何とか売れる程度の価値は持っておきましょうということです。
彼を見てると辛いなと思う今日この頃。
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