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いい子ってどんなこ??

おはようございます。

『想・遊・共・育ラボ』楽しく遊ぶichigoです。

子どもをお手本に生きる私のnote。今日もよろしくお願いします。

保育士をしていると、いろいろな家庭環境に出会います。
そこで、『正解』の子育てってなんだろう??
といつも思ってきました。

そして、正解を決めるのは誰なのだろう??って・・・。

わたしが密に子どもに関わるのは、最大たった『6年』の話。
その先は、わからなくなってしまうのです。
でも、もし正解がわかるとするならば・・・それはいつでしょうか??

今日は、そんなnoteです。

いいこってどんなこ??

うさぎのバニーぼうやがたずねます。
「ねえ、おかあさん、いいこって どんなこ?」

バニーの中から、たくさんの質問があふれてきます。
絶対泣かない子がいい子なの? いい子って、強い子や怖がらない子のこと? 怒っているぼくなんて嫌い?それから……おかあさんは、どの質問にも、一つ一つ丁寧にこたえます。泣いたっていいし、こわいものがない人なんていないし、怒っていても笑っていても、どんなバニーでも大好きだと。バニーはバニーらしくしているのが一番なのだとこたえるのです。
ぼうやとおかあさんの毎日は、もちろん色々なことがあるでしょう。いたずらをしたり、泣きわめいてたり、間違ったことをすることだって。おかあさんだって、怒ってしまったり、傷つけてしまうことだってあるのかもしれません。思うようにいかないものです。
だけど、いつだってまるごと受け止めてくれる人がいる。いつだって受け止めてあげたい気持ちがある。絵本を繰り返しよむことで、お互いのその気持ちが少しずつでも伝わるとしたら。それは、とっても大切で意味のある時間になるのだと思います。
「わたしたち みんなに」
この絵本の作者は、最初にそう言ってくれています。

この絵本をはじめて出会ったとき、やけにざわざわしたことを覚えています。
そこからわたしは、『本当』を知りたくなりました。
保育士として、一人の育ってきた人間として。

・悪い子ね。
・あんたなんか産まなければ。
・どっかいって。
・どうしようもない子。
・勝手にしなさい。
・そういう子は、うちの子ではない。

などなど、心がぎゅっと締め付けられるなるような『言葉』や『態度』で子育てされているお子さんがたくさんいます。
すごく大事にしすぎて・・・自由を静かに奪われている子もいます。

わたしはどちらかというと、そういう方向の育て方をされてきました。
『真綿で首を絞められる』
わたしの育ちの過程を聞いた、専門家は言いました。
やけにしっくりきてしまったのですが、わたしは一通り、親も嫌いになりきりましたし、保育を通して、自分育てをやり直してきましたから、そこで困ったりすることはありませんでした。むしろ、わかってくれる人がいるだけで人はほっとするものです。そして、親を通して学んできた全てが今役立っていますから、ありがとうーって感じなのです。

『いい子』に育てないすすめ

児童精神科医の佐々木正美先生の本の中に「いい子」に育てないことをすすめる文章は多く存在します。

保育士も、自己主張することで(いわゆる問題)を起こす子よりも、何も言わず言いなりの子どもの方が心配になるのです。
だって・・・子どもが『いいなり』なんて、ありえないですから。
それに気づいたら、そこに対するアプローチが必要になってきます。

子どもに対する言葉、行動、態度は、『愛情』なのか?『自己愛』なのか??
という自分を見つめる力が子どもに関わる全ての人に必要です。

子どもを目の前にしたときに、自分の思い通りに過度に誉めたり叱ったりしていませんか??

自己愛の偏重と孤独の結果がもたらす子育てこそ、子ども望む『いい親』になるのではなく、親が望む『いい子』にさせてしまう生き方なのです。

子どもは、生き生きした実感を持てないまま、親の顔色が気になり、自然と合わせていきます。
結果、他人の評価が気になり、自分の意志 意欲 想像力なの、個性を失っていくことになってしまうのです。

親子の関係は、自分が望むような子どもに育てたい親の気持ちと、望むだけの愛情をくれる親がほしいという子どもの気持ちが、さまざまにぶつかり合う葛藤の連続です。

自分の思い通りになったらいいな と思わない人なんていないのです。
保育士だろうが母親だろうが、父親だろうが。。。
肩書きがある前に一人間である私たちは、そもそも『うまくやりたい』『めんどくさいのも嫌』なのです。
それを自分で受け入れた先の人間関係で、わたしは今の自分を作ってきていると思います。

人間が『人を信じ、自分を信じて』生きていくための基本的感情。
まず、自分を信じるには、誰かの無条件の愛が必要です。
それが『アタッチメント』と呼ばれるものです。

人を信じるのは、自分を信じることができて、生まれる感情だとわたしは思うのです。

佐々木正美先生は、「子どもが望んでいる親」になる。
とおっしゃっていますが、それを言われても「無理」と言い切る親御さんの方が多い気がします。
今、全てが『大人中心』の社会ですから、イメージができません。
モデルとされる親御さんも、そういう風には見えないからです。

本当の憧れが見えにくい世界だなって思うのです。だから、いつだって子育て環境の悪化の話が保育士の教科省に載るのです。
人を見ていても仕方ない。
自分と子どもの関係性で、子育てはクリエイティブにしていくものです。


『いい子』ではない方が、結果『いい子』に育つ。
それは、子ども自身がこの世界で自己発揮して、自己充実して、自己実現していくことで、結果『子ども』が決めることなのでしょう。
もちろん、自分の先には、大切な人たちが見えているとわたしは思います。

正解は、自分で決めていく。そう思える子どもが増えますように。
そして、間違ってときに怒ったり叱ったりするのでなく、先に生まれた存在として見守れたり、ときには導ける存在でいられたらいいな とnoteを書いていて思っています。

新しい朝は、希望の朝。
今日も地球で思いっきり遊ぼう!
いってらっしゃい。また明日!

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