仮説と検証を元に事業を組み立てる｜ミヤラジ起業塾#8
ミヤラジ起業塾は毎週土曜日20時～FMプラプラにて放送中！
今週、第8回目からラジオドラマスタート！今週は起業に関するレクチャーとともにラジオドラマの第1話をお届けします。紙とペンを用意していただき、起業についてみんなで学ぶとともに、ドラマの方もぜひ楽しみにお聞きください。
今回は第8回放送のダイジェストとアーカイブ音声を公開していきます！
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1・2回目のレクチャーは「自分を知る」、というテーマでお届けしました。3回目である今週からは「事業を知る」を軸にお話します。起業家が最初にやるべき事は仮説と検証だと言われています。本日はこの仮説と検証の二軸でお話ししていきます。
まず仮説についてです。事業を立てる上での「仮説」にはまず二つの項目があります。それは『課題』の仮説と『手段』の仮説です。
1. 課題の仮説を立てる
課題の仮説というのは、自分が考えている課題は本当にみんなも感じているものなのか、推測することです。また、その課題の仮説の中にも2つの種類に分岐することができます。
a) ギャップフィル型 〜マイナスからゼロにギャップを埋める〜
他の人が感じている不便や苦労、課題である「ペイン」は何なのか。たとえば水を例とすると日本には水道があるため、貴重に感じませんが、砂漠にいる人からすると、水がないため、それがペインとなります。その人たちにとってはお金を払ってでも水はほしいものです。砂漠の人たちは水が必要である、という課題の仮説が立ちます。このペインをケアする事業が「ギャップフィル」型です。マイナスのことをゼロにし、ギャップを埋めることでビジネスにしていく。これは先週のイライラの話に通ずることで、人の不満を見つけ出し、事業を想起していきます。
b) ビジョン設定型〜ゼロから「あったらいいな」の理想型に導く〜
これは、前者のマイナスからゼロにすることに対し、ゼロより上のあったらいいよね、というプラスの方、ビジョンまで持っていく、という形になります。例えば、昔はガラケーで満ち足りていて、誰も困っていませんでした。ですが今ではスマホに置き換えられました。これはスティーブ・ジョブスなどこう在るべき世界観、ビジョンを持った方が、誰も見えてなかったスマホがある便利な世界が見えていて、そこに私たちを導いたのです。
自分がやりたいことは、a)ギャップフィル型なのか、b)ビジョン設定型なのか、自分が仮説を立てるべき課題はどっちなのか区切って考えてみましょう。
2. 課題を解決するため検証の手段の仮説を立てる
課題わかってきたところで次やるべきことはそれを解決する手段を考えることです。どういった方法で解決していくか、検証する前にまずは手段を考えなくてはなりません。
手段は主に3つのタイプに分けられます。
①リアル（現物を使ってみる）
現物が1番わかりやすいことが多いです。ですが1から現物をつくるとなるとお金がかかることが欠点です。メーカーのもの、既製品のものを買うなどが挙げられます。
②プロトタイピング（試作品を部分的に作る）
プロトタイピングとも言われます。課題を解決する肝の部分だけ確認します。それでこれが要因だ、と探ります。全部じゃなくてポイントのところを集中的に。
③インタビュー
ユーザーがどんな行動しているのかを聞き出します。お金、時間、労力、何にどれだけかけたか調査し、困っている具合を探ります。その人の行動から原因を紐解いていきましょう。
こうして自分が解決したいことの課題とその手段の仮説を組み合わせて事業を考えていきましょう。そして実際に検証に移していきます。どんなビジネスも課題を解決すること、その解決手段の下に成り立っています。自分が考えた事業が価値を生み出しお金になるのか、世の中の役に立っているのかじっくり検証していくことがビジネスをしていく上で大切です。皆さんなりの組み合わせを見つけ、言語化したり付箋に書いたりするなど、どんどんアウトプットしていきましょう。
3. ラジオドラマ本編スタート！
ラジオドラマ「スタートアップギグ」が今週からスタートしました！「ギグ」というのはジャズ界の言葉で、その場で出会った人がセッション始まることを言います。起業家は運が左右する、たまたま、という場面が多くあります。そういった起業家での偶然という思いも込めて「スタートアップギグ」と名付けました。
ストーリーを楽しんでもらい、ぜひ起業に興味持ってもらうきっかけになれば、とおもいます。
2週間に1度のペースで放送する予定ですのでぜひ次もお楽しみください(^^)
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▼第8回の放送はこちらからご視聴できます
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