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第10回 茶室で遊ぼう 8月浴衣祭を開催しました

8/22(日)茶室で遊ぼうは無事開催されました。

浴衣祭👘ってなんぞや?

以前から、せっかく呉服店で借りているお茶室だし、要望があれば着物を試す体験をできたらいいなぁ。着物ってハードル高いかもだけど、浴衣やったら試しやすいかな?

そしてうちの会を開催している日は、偶然隣の教室には着付けの先生も来られているので、着付の依頼を受けてもらえるかご相談したところ、快諾頂く。
「下着などは持参ですが、お稽古着でよければ、浴衣👘もレンタル可能ですよ〜」との藤井呉服店さんのご好意も頂く。もう、神ですか?

ということで、お客様と一緒に和装も楽しむ会として「浴衣祭」と名付けました。(もう言葉の響きだけで楽しい♪)

浴衣ってお茶の世界的に言うと「えっ?寝巻きやん」的な位置でもあるのですが、「夏の季節を楽しむ趣向」ということで、主に7,8月は浴衣でのお茶会もアリとされています。来年も積極的に開催の予定です。

季節という豊かさ

茶室で遊ぼうの目的はいくつかあって
毎回、チカラをいれているのが
とにかく「今」の季節を楽しんでもらうこと。

ですので、お菓子はお茶会のお菓子作りに定評がある谷町六丁目のお菓子屋さん
末廣屋一祐さんに
必ず【季節のお菓子】ということで、オーダーしてこしらえてもらっています。
(今回は「こぼれ萩」。秋の七草で日本古来からある萩の花を表現されているんですよ)

これは四季だけでなく、24節気など、季節の移ろいだけでもこれだけたくさん表現できるのは、日本の感性の豊かさの一つかと思います。
身近な文化や風習を見つめることで、日本に伝わってきた豊かさを味わってもらいたいなぁ、と思ってプログラムにいれています。

今年は天候も、世情もしんみりしがちなので「祭」をしたかった

今年は豪雨災害が続いたり、それこそコロナが落ち着くどころか、変化していたりするわけで、今年もお祭りや花火大会も中止など、夏を楽しむような状況にはなかなかならないですもんね。

浴衣👘に袖を通す機会も少なかったから、
せっかくだし、お茶室行くなら浴衣を着るいい機会になるし、夏の名残を楽しめたらいいなぁ。と思い「祭」と銘打つわけです。(響きもいい!)

暦の上ではもう秋ですが、とはいえまだまだ暑い夏の名残を愛おしむ

季節の先取りが好きなのはお茶はもとより、日本人的な傾向で、初モノが好き💕だったりしますよね。でも今回はあえて、夏の名残を大事にしました。

お盆は過ぎたけど、明日あたりは地蔵盆なので、蓮の花と実を生けたり、コマ棗を使ったり、過ぎゆく夏を愛おしみ、洗い茶巾のお点をしたりするわけです。ガラスの水指を使ったり。

茶道って、元々は茶室にクーラーなんぞなかったわけで、暑い時期に炭で釜の湯を沸かすわけですから、せめて見た目だけでも涼しくの工夫はてんこ盛りだったりします。(よって昔は8月のお稽古は休講のところも多かったそうです。我々も8月の前半ってどこかバテてて、「先生、お稽古サラッとお願いします」と簡単な茶箱などやってたりします。)

今月も楽しかった!

このように、毎月メンバーも、季節も違うので、いつも「今日はどんな風にしよかな?」って考えて、準備しています。

例えワンパターンになっても季節は流れるので、せいぜい次年度ですが、これ不思議と、数年楽しむと、あっ、せやせや。今こんな季節やなぁ、としみじみ感じる機会になるわけです。
年1のマンネリはマンネリにならないし、そもそも割とワタシが違うことをやりたい人なのでマンネリにはならんのです。

あとはお花ね〜。
季節での出会いでしかない!
夏はお花がすぐダメになりがちですが、
今回は茶室にはつる梅もどきと白のりんどう(漢字だと竜胆と書く)→りんどうは紺色が多いのですが、白いのはなかなかの出会えず、かわいいので好き。
待合には蓮と蓮の実を生けてみました
(こういう生け方は初めてかも?)

毎月第4日曜開催!
次回は9月26日、10月24日、11月28日

ということで、茶室で遊ぼうは
純粋に茶室や、和を楽しむ時間にしています。
毎月第4日曜は茶室で遊びませんか?

作法や正座などはこだわりません。
色彩、香り、味、水の音、息遣い、空間、五感を感じるマインドフルネスな時間を
そして、自分の中にある「日本」を感じてもらう時間になればなぁ、と思います。
クリアリング効果絶大ですよ。

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