今を生きる。

どう生きれば良いのか、迷うことがある。
ありきたりな、物足りない生活の中で、このままでいいのかと問う日々。
きっと、この悩みこそありきたりなものだろう。
それでも、今日もこの悩みを問うている。

過去や将来に悩む僕は、すでに底なしの苦悩に囚われている。
終わったことを悔やんでも、過去は変えられない。…それでも過去を悔やむ。
将来への心配も徒労に終わるだけ。…それでも将来に悩む。

しかし、常に、問われているのは、“今、この瞬間“だ。
“今、この瞬間“の決断により、過去は決まる。未来が定まる。

“今、この瞬間“だけは、常に自分の裁量に任されている。
“今、この瞬間“を意識するとき、そこには過去も未来もない。あるのは究極の自由。

何をしてもいい。
しかし、何をすればいいのか。

僕は、「人生やりきった。」と思えたなら、今にでも死ねる。しかし、今、やりきれない人生だからこそ死ねない。
ならば、“今、この瞬間“をやりきり、楽しむほかない。

人生は、“今、この瞬間“の連続だ。
“今、この瞬間“を楽しみ、精一杯やり尽くした先に、自身の人生への納得があるはずだ。
今を生きるほかない。