町の様子から思うこと

緊急事態宣言によって、町の様子が一変しました。

個人的には、意味の薄い営業時間短縮要請を飲食店やカラオケ屋さん、風俗店(キャバクラやスナック)に出していると思います。私は、理系ではないけれど昼間にコロナウィルスが不活性化することはないからです。

しかし、世間の目を気にしてたくさんの店が営業の自粛を行っています。事業規模によっては、補助金をもらってなんとかなるからかもしれませんが、頑張る気力も薄れてしまう方が少なくないのかもしれません。

営業を継続している店には、私も数件伺ってご飯を食べさせてもらいました。

どんな店かというと個人営業の居酒屋さんです。前回のコロナ騒動でも営業を続けており、今回も同じようにやられています。覚悟を決めているというか補助金は当てにしないで自分の調理技術、接客、人柄を慕ってくれるお客さんが来ると信じて普段通りに店を営業しています。

もう一つは、今回に限って、営業を続けることを選んだお店です。奥さんがOLをされており、オーナーが店を閉めてもなんとかやれそうな店ですが、こちらは、商店街で8時以降に仕事を終えるサラリーマンやお店の人のために店を開けている雰囲気があります。

あとは、残存者利益というと語弊有りますが、明けて様子を見ようというスタイルの店が少なからずあります。結構客が入っていました。

一方で今回、営業継続の見送りをぎりぎりになって判断したお店も数件ありました。金曜までは、継続すると気合を入れていたものの、やっぱり営業を自粛するとなった個人店舗です。

数人に話を聞いたところ、都内の感染者数2000人超えが連荘したのが答えたようです。飲食も風俗(ヘルスなどは特殊性風俗営業でここでは、スナックとかを言っています)もコロナをまき散らしているわけではありません。全然悪くないのに悪く言われることは、大人でも傷つくし、大切なお客さんを守ってあげるために閉めたといっていました。

常連をたくさん持っている店には、今回二つの選択肢があったと思います。常連のために営業を続けるか?常連のために店を閉めるか?地域差がありました。

住宅街に近い個人店では、常連のために店を閉める選択肢をされる経営者が多かったように思います。繁華街で個人の腕、人脈で常連を勝ち取ったお店は、常連もサービス業勤務の人が少なくないので、店を開ける選択をしたところもあるようでした。

郊外に目を転じてみますと、ハンバーガー屋さんをはじめとするファストフードの持ち帰り需要が道路渋滞を起こしていました。この現象を目撃した場所は、千葉県郊外、神奈川県郊外です。おそらく埼玉も東京も同様だと思います。また、郊外のロードサイドのイートインのお店もランチの時間帯は、結構込み合っていました。神奈川の家系ラーメンをモチーフにしたロードサイド店舗は、20人ほど行列ができていました。

今、飲食系のお店で困っていることとして、人の採用があります。雇っても休業で十分にシフトに入ってもらえないかもしれない。従業員のモチベーションも下がっている。一方で、飲食店で戦力化された高校生や大学生のアルバイトスタッフの方の退社や休業も目立っています。親御さんなど家族にコロナが危ないから出社しないように諭されてのことと思います。今、飲食店で働かれているのが中高年層の方が増えてきました。責任感が強くて、何とか頑張っておられます。しかし、お店は、-2,3人で回しており、通常営業と比べ、お客さんを待たせたり、機会損失も少なくないように思われました。

風俗店はもっと深刻です。知る限りの話ですが、そもそも家賃が高いし、大家さんが相当強気の方が多い業種です。また、接客のメインとなる女性もなんとか食うために必死な方が少なくありません。女性の出身地は、首都圏外であることも少なくなく、田舎にも近所の目もあって帰りにくいようです。九州、四国、東北、北陸などコロナ感染者数が首都圏と比べて少ないところに東京から戻るのは、万一感染していた場合に家族に迷惑をかけるとか、実家には、年を取った祖父母がいるなどなど。理由はさまざまですが、休業し、今までの収入が絶たれた中で家賃を払って生活をしていかなければならないので大変そうです。彼女らの中には、店の客とデートしたり、出会い系アプリ、特にパパ活専門アプリなどで援助交際的な個人営業活動をしてしのいでいる人もいるようです。しかし、大変さは、くるお客さんを迎えるお店での接客と違い、自分でお客さんを捕まえつついい距離感で金を払わせるところにあると思います。金金金!!とがっついても嫌われて次がないし、逆にただの恋愛と思われてもお金になりません。また、勘違いして恋愛に持っていこうとする人へのセキュリティーはお店と違って高くありません。面倒くさいです。

話がそれました。

コロナのせいで、厳密には、コロナ感染が拡大する都県の知事の科学的根拠に基づかないとも思えるコロナ対策のせいで、町の様子は変わってしまいました。

どうしたらよかったのか?いろいろ考えてしまいます。

東京都に限って言えば、小池知事について物申したくなります。カイロ大の学歴問題などありましたが、前回の選挙は圧勝でした。もしもあの時に小野たいすけ氏が当選していたら?など歴史にもしはないですが考えます。しかし、小野氏も維新です。イソジンがコロナに効くとも聞こえかねない発言をしてしまった吉村知事の仲間です。

しかし、吉村知事は、最後まで緊急事態宣言を回避しようという姿勢を今回は示されました。府として国に頼る前に、コロナに対しファイティングポーズをとったように見えました。

飲食店経営者で、小池知事に投票した人はあまりいなかったと思いますが、ともかく都民が選んだ独裁者(アメリカ大統領などもそうですが、任期の間独裁的にずばずば物事を決めていくことが期待されるのが都道府県知事です。ヒトラーとかを指す意味での独裁ではないです。)の独裁が非科学的で一部の人を非常に追い込み、困らせているのが現状と思います。

最後に、都道府県や国に何を求めたらいいでしょうか?私見ですが、二つあります。

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