戦国魔法少女プロジェクト
ほんとうにあったこわい話(本当に実在したとは言ってない)
🏯:「あれぇ~?ドアラー先生いないじゃん。まだ来てないのかな?
まぁいいか、スマホで『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の続きを観よう。
🏯:「いやぁ、やっぱり『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』はイイよなぁ。
なんといっても【全編がビデオカメラの映像】っていうのが最高だよ。
日常的な雰囲気から、非現実的な世界に迷い込んだような感覚がたまらないね。
しかし、やっぱり魔女の森って実在するんだなぁ。
こんなところ死んでも行きたくないよなぁ。なんといっても本当にあった話だからなぁ」
🐨:「イヤーッ!」(ニンジャビデオカメラ投擲)
🏯:「グワーッ!」(前のめりに非現実的転倒)
🐨:「ドーモ、なごやん=サン。ドアラーです」
🏯:「ドーモ、ドアラーセンセー=サン。なごやんです」
🐨:「ぼくと契約して魔法少女になってよ」
🏯:「イヤだ。
少女ちゃうし。急になんですか」
🐨:「いや、今回のテーマは【魔法少女】って聞いたから」
🏯:「魔女な。
言い方でまったくイメージが変わるから、気を付けてください」
🐨:「ハイ」
🐨:「・・・」
魔法少年なごやドアラ
🐨:「ぼくとけいやくして魔法使いになってよ」
🏯:「言い方に気をつけろとは言ったが、変えたところで『はい分かりました』と答えるとでも?」
🐨:「ダメですか」
🏯:「イヤだと言うとるやないかい」
🐨:「30歳まで童貞だと魔法使いになれるよ」
🏯:「なりたくありませんね」
🐨:「キミは童貞を守り通すつもりはないのか!」
🏯:「守る必要もないし、守らないといけない意味もわからん」
🐨:「ハハッ!そもそも誰も攻めてこないか!」
🏯:「そろそろグーで殴ってもいいですか?」
🐨:「40歳まで童貞だと妖精になれるよ」
🏯:「ファンタジー」
🐨:「魔法使ってみたくない?」
🏯:「具体的にどんな魔法が使えるんですか?」
🐨:「いろいろあるよ」
アストロン【自分の殻に閉じこもる】
ラナルータ【自分だけ昼と夜を逆転させる】
ドラゴラム【ネット上になると竜のように態度をでかくする】
🏯:「ただのダメ人間じゃねえか」
まじかるなんばー
🐨:「じゃあ、魔法使いになるための心理学的コツを教えてあげよう」
🏯:「心理学に魔法なんてあるんですか?」
🏯:「そういう意味のマジカルちゃう」
🐨:「魔法少女のコスプレしながらやると効果3倍(マジカルナンバー)」
🏯:「おまわりさん変態はこっちです」
ちょっと魔女の森までいってくるね!
🐨:「じゃあ今日は、社会見学も兼ねて屋外で授業するよ」
🏯:「いつもマトモに授業してない気がしますが、どこに行くんですか?」
🐨:「地元にある魔女の森」
🏯:「社会性のかけらもない」
🐨:「さぁビデオカメラを持って出発信仰」
🏯:「字が違うし、イヤな予感しかしない」
きんだんの森
🏯:「あれぇ~?先生どこにいったんだろう?迷子かな?
まぁいいや、先生はこのまま置いていって、家で『まどマギ』のつづきを観よう」
🐨:「シュッシュッシュッ、ハッハッハ」
🏯:「・・・」
🐨:「シュッシュッシュッ、ハッハッハ」
🏯:「隠れてても演出音を声に出したらモロバレですよ」
🐨:「正確にはKI KI KI MA MA MA らしいよ」
🏯:「いらんトリビア」
13日の給料日
🐨:「今日は13日の金曜日だね」
🏯:「そういえばそうですね。あ、ひょっとしてこの森って・・・」
🐨:「ふっふっふ、ようやく気付いたかね」
🏯:「オマエが犯人やないかい」
🐨:「証拠もないのに犯人呼ばわりとは失礼な」
🏯:「現行犯というのがあってだな」
🐨:「そういえば、ここにはわたしとキミの二人だけだね」
🏯:「それが何か?」
🐨:「事件そのものが発覚しなければ、何も問題ないわけだ」
🏯:「・・・言っておきますけど、ビデオカメラで撮影してますからね。
これが誰かの手にわたれば全国劇場公開されて、ここで起きたことがみんなに知れ渡りますよ」
🐨:「フッフッフ。キミはあまいな。炭酸の抜けたヌルいコーラ並に甘いな」
🏯:(うぜェ・・・)
🐨:「前回のジェンガの一件で、わたしが時空を超越できることを忘れたか!」
🏯:「ま、まさかタイムマシンを手に入れたんですか!?」
🐨:「そう、そのまさかさ!」
🏯:「もうどこからツッコんだらいいのか分からん」
🐨:「ということで、一緒に過去に飛ぶよ」
🏯:「なんで僕まで一緒に行かないといけないんですか!ヤメロー!ヤメロー!」
🐨:「ではオタッシャデー!」
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