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ほめると勇気づけの違いとは?

今日もアドラー心理学の
【勇気づけ】についての話をします。

勇気づけとは困難を乗り越える
活力を与えることです。

今は
【勇気づけをする】
というテーマで話しています。

今日は【ほめると勇気づけの違い】
という話をします。

「ほめる」



「勇気づける」

は厳密に区別できるもの
ではないので、

まずはほめることも大切です。

ただ、

ほめることはほうび(賞)の
意味合いがあるので、

【ほめて欲しい】が
目的になり

ほめられたいから
行動するという事になって、

自発的なやる気を
くじいてしまうかもしれません。

一方、

勇気づけは、
自分が勇気づける能力を
育むことを目標としているので、

一時的でなく、自分から、次も
やってみようという意欲につながります。

ほめるというのは、
他人が自分の期待を
達成したときに行う行為であり、

期待が外れたときには
失望が表明されます。

また、

ほめるというのは、
ほうびとして上から下への
関係の中で与える態度であり、

行為をした人に与えますが、

勇気づけは、
横の関係の中で、
行為そのものに与えます。

次に、

ほめる人と勇気づける人の
対応違いのサンプルを紹介します。

① 子どもが野球の試合でホームランを打ち、喜んでいる。

ほめる人: 「よくやった、えらい!次も期待しているぞ」

勇気づける人:「ホームランを打って嬉しそうだね。パパもうれしくなっちゃうよ」

② 子どもが野球の試合で空振りの三振をして、少しがっかりしている。

ほめる人: 「スイングが良くなかったな。次はがんばれよ」

勇気づける人:「三振して落ち込んでいるようだね。だけど、思い切りのいいスウィングだったと思うよ」

ほめる行為は成功したときや、
相手が自分の期待していることを
達成しているときにしかできない
行為であるので、

2番目の三振したケースの場合、
ほめることは難しいと思います。

ほめる代わりに、なぐさめる、叱咤激励する、
あるいはダメ出しをするなどの
対応になってしまいます。

「ほめる」



「勇気づける」

は明確に分けられる
ものではないので、

まずは

ほめることも大切です。

次に

「ほめる」



「勇気づける」

の違いを上げてみます。

ほめる
・優れている点を評価し、賞賛すること

勇気づける
・困難を克服する活力を与えること

ほめる
・相手が自分の期待していることを達成したとき(条件付き)

勇気づける
・相手が達成したときだけでなく失敗したときもあらゆる状況で(無条件)

ほめる
・行為をした人に与えられる

勇気づける
・行為そのものに対して与えられる

ほめる
・評価的態度

勇気づける
・共感的態度

ほめる
・上下関係

勇気づける
・対等の関係

といった感じになります。

勇気づけは上手く行ったときも
上手く行かなかったときも、

相手に寄り添って勇気づける、
困難を克服する活力を与える事と、

更には勇気づける事によって
自分で自分を勇気づける能力を育む。

これが大きなポイントになる。ということになります。

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アドラー心理学forBusiness@榎本たか
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