正論というレシピはうまいか、不味いか

正論って、嫌われるよね。
それだけをそのまま伝えるとカドが立つ。
 
でも、ユーモアを交えると
真剣に取り合ってもらえなかったりする。
ごまかしていいんだって思われてしまう。
 
それは、伝えられた側が、伝えた側に付した
キャラクター性にもよるかもしれない。
 
 
料理人は、みな口をそろえて
「料理なんてレシピ通りにやれば、失敗なんかしないんだよ」
という。
 
布作家も
「しっかりと測って、手順通りにやれば、大丈夫です」
という。
 
どの職人さんも
決められた手順を実直に守って、その通りに実行して
魅力的な作品をつくる。
 
 
正論、というのも 本来は
人間関係を良好に保つための、レシピなんじゃないのかな。
 
そこに
砂糖を大目にしたり、ちがう材料ぶっこんだり
採寸を適当にしたものは、魅力あるものになるんだろうか。
 
きれいな作品をつくるときに妥協はしないのに
人間関係で、忖度という妥協をしたがるのは
なんでなんだろう。
 
 
モラルだけじゃ守れなくて
マナーを促しても効果なくて
ルールを作るしかなくなっても
ルールを破る人がいて
黙認する人がいるチームで
長く続いた例ってあるんだろうか。
 
……権力志向の組織なら、あるかもしれないな。
 
 
自分の子供を、導く先はどこなんだろう。 
悩んでばかりで、教えられるものって
なんにもないなぁ。

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