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15歩目 記録

入院2週目くらいになると、生活リズムができてくる。
6時起床、食事は3食、21時消灯。
昨日の排泄回数を尋ねられ、始まる朝。

回数なんて覚えていない。適当すぎるのも良くないし、時間はあるから行動記録くらい残しておこうと考え、スマホアプリでメモ日記を始めた。
これらの記事は、そのおかげもあって書けている。
最初は、病食を忘れないようカメラで残していた。何故なら、病食が美味しい。薄味で美味しくないイメージ、を払拭してくれた。自分が作らなくてもご飯が出てくる食事は、ま、怪我してたら作れないし、支払いが生じてるけど、栄養価も考えられた食事で、ありがたい。
初日の朝食は、前日の夕食から食べれてなかった空腹感と、入院できた安心感もあって、「おいしい」とつぶやきながら目を潤ませていた。
感謝の気持ちの芽生え。

看護師さんと接するたび、自分が看護師である事を自覚する。
働いている時以上に、看護師だった気さえする。
自分は、安心する声かけができていただろうか、失礼のない応対ができていたのだろうか、患者さんの何らかのシグナルに気がつけていただろうか。
振り返り、思いにふけて、これまたメモをする。
人は忘れていく生き物だ。キッカケが必要。

そんな入院2週間目。
「そろそろ、痛みも落ち着いてきたのでリハビリを始めましょう」
とDrから指示が出る。松葉杖で歩けるようになって、家で生活できるようになったら退院ですね、と見通しが立った。
リハビリ開始に関しては、遅かった。痛みなどあっても、動かせる所はあるので、2、3日後から開始していても問題はない。保存的療法であっても。
それれでも、退院設定の話しが持ち上がったので、気持ちも上がる。
挽回しなくては。

アプリメモ日記には、その頃頂いたメッセージなどもコピペしておいて、初心を忘れないような用途にもしている。
人はブレる生き物だ。思い出すのが必要。

骨折しちゃいました報告に対し、
「逆に倒れた拍子に膝を代償に大地にクレーターを作ってやりました位言ってやりましょう」とメッセージを頂いていた。
冗談で、
「アスファルトに、 やってやったぜ、 くれてやったもんねー」
なんて返信をした所、
「笑ってれば福の神が勘違いしてやってくる言い伝えがあるのでこんな時こそ笑顔でいきましょう」
と、明るい未来しかない、ハゲ型分類表の写真を添付してくれた。

何気ないメッセージ。
でも、当人にとっては、禿げみになるメッセージで、スクショに収め、現在もメモ日記の一番最初に貼り付けている。

ありがとうございます!!

ちなみに、ここ数年ですが、ツル多はげます会を応援しています。

三十路ボンバヘッド / ケツメイシ

やっちまえ!三十代!!(直訳)

ちょうどターニングポイントになるタイミングのようで、
周囲にも、数人が未来のことを考えて準備を始めています。
自分もそうだったなと、重ねてしまう。
結果出してナンボという方もいますし、
チャレンジする事が大事という方もいます。
自分の場合は、目標達せず立ち直るのに時間もかかりました。
ハイリスクハイリターン。
ただ、ノーリスクはノーリータン。
何もないと、ノーどころかマイナス。

応援しています。

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