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12歩目 散浴

末端冷え性ってのもあって、
余裕がある日は、お風呂に浸かります。
先日、お湯を溜めようと切り替えレバーを倒したら、
シャワーからお湯が出てきて、ビックリしました。
もちろん、びしょ濡れ。
えんどぅです。
そろそろお湯が溜まったかなぁと覗いたら、
栓をしてなくて空っぽ、という
あるあるエピソードも持ち合わせています。

さて

入院手続きに来てくれた家族へ依頼したものは、ノートパソコンと筆記用具にナンプレ(数独)本でした。連絡や手続きなどをやり切った後は、手術するか否かで頭をかかえ、かかえつつも、現実逃避するかのように、
ナンプレを解く。
この先、どうなっちゃうんだろう、って落ち込む前に、
ナンプレを解く。
暇だなぁ、、、って所で、
ナンプレタイムアッタク。
そして、上級本では満足できなくなり、超難問本に手を出す。集中する事で気を紛らわしつつ、気持ち的に落ち着いたのは、入院1週間くらいしてから。
家の事は、仲の良い友達に鍵を預け、植物の水やりと郵便物の確認をお願いでき、こちらも安心。

骨折の方は、膝周りの変色具合いがハッキリとしてきて、打撲跡のような赤みや紫み。それが少しずつ下(重力効果)に落ちてきて、左足全体の裏側(ふくらはぎや、太ももの後ろ)が、薄紫色になってきている状態。
痛み止めが効果を発揮してくれているけれど、夜間になると布団で温まるせいか、痛みが増す。ニーブレスで固定されているから、曲げられないし、自分で左足を動かせないから、寝返りするのも大変で、ポジションが悪いとまた痛む。さらに、ナースコールの音がや夜間せん妄の患者さんの声もあったりで、安眠できません。
そんな時に、あってうれしい早めの眠剤。
ありがたく頂きました。
睡眠不足って、ネガティブになりやすいですよね。

ベッド上安静、左足の荷重は不可という状態なので、身体の保清問題も発生。汗臭いの気になるし、頭も痒くなるし。その日の看護師さんによっては、清拭タオルで保清してくれ助かっていたけど、何か物足りないもので。髪の毛も、洗面台ではうまく洗えない不器用さ。
入院5日目で、シャワー浴の許可が出て、物足りなさが何なのかを把握。
頭の上から水(お湯)を浴びる、それが爽快感に繋がるという事。
まさに、感謝感激。
震災や災害で水不足になった時、こんな気持ちになるのかって擬似体験の気分でした。

だからね、
間違って、シャワーからお湯が出てきてビックリしても、
感謝の念を忘れちゃいけないよね。
わ!ビッ、(切り替え)、わぁ、感謝!!
って、
できないわ。
やっぱ、ビックリだわ。
後から、感謝しましょう。
それよか、栓しないで流しっぱなしは、
自分に、最低ーって呟いてました。
勿体ない事してごめんなさい。

蜂蜜と風呂場 / クリープハイプ

このアルバム、ちょうど10年前なんですね。
赤裸々な現実描写と的確な詩的表現が、
一部の層に、ドンピシャにハマる
うちの一人になっていました。
これを、等身大と云う言葉で片付けられてしまいます。
そんな単語ひとつで収まっちゃうのは、残念です。
単純に、死ぬまで一生愛されてるって思うじゃん!!
それは、熱量と呼ぶのかもしれない。
もしくは、ロマンティスト。

このアルバムの別冊として、
信じていたのに嘘だった
というサイドストーリー集も販売されていて、
(初回、愛蔵版はセットだったのかなぁ)
想像力を掻き立てられます。

ハッキリと描写されていない部分が、
聞き手の余白部分になっていて、
自分なりのサイドストーリーを考察。
彼視点のみ、なのか、彼女視点も入っているのか
で、また意味も変わってくるなぁ、、、
とか、そういった楽しみも。

辛い時に、同様のテンションで悲しい曲を聴くより、
疾走感でぶっ飛ばしてくれる彼らみたいな存在が良い。
、、、だったら他の曲の方が、良かったかな。
このアルバム全体で、好きですよ。

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