26.知らない短編集

本屋さんに行った。
ブルーピリオドの新巻を買いに。

予定がそれしかなかったので、
本屋をぶらぶらした。

ここで出逢った一冊を買おうと決めた。

雑誌を見たり、エッセイを見たりした。
魅力的な本が多くて、
こんなにたくさんの人が本を出版して、
こんなに田舎の本屋にも、
陳列されるほど売られているんだなあ、
って思ったら辛くなってきた。

手の届く範囲の人にしか知られていなくて、
影響を与えられる人なんて片手で数えても、
余る数しかいない私の人生には、
大きな意義はないなあって思った。

なにか、影響を与えたいな。

そんな憂鬱な気持ちになったので、
じんわり染み渡りそうな漫画を買った。

知らない人が描いた、知らない短編集。

内容も不明。
だけど、なんかよさそうだったので買った。

まだ読んでいないけど、おもしろいといいなあ。

読んでくださったあなたにも、
よい本との出逢いがありますように。

2022/11/26
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