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ALSOKの警備員

京都のお寺に行った。
すごいと思った。

敷地の中にでかい木造建築が、
ドカンドカンと建っている。

それだけでも迫力がすごい。
瓦は一体何枚あるんだろうか。
でかい建築というだけで圧倒される。

当時の街の中にあったら、
もっと対比がすごかったろうな。

金堂という建物に入ると、
薬師如来が真ん中にドン!
両サイドに日光月光菩薩がドンドン!

今日で1番感動しました。

大きさはもちろんその配置。
どでかい建物の中にたった3体。
でかい仏像とはいえ、たったの3体である。

余白の取り方がめちゃくちゃすごいと思った。
雰囲気ある余白。威厳ある余白。お洒落な余白。

平安時代にこの美的感覚が、
既に存在していたのかと驚く。

さらに、たったひとつの光源である、
格子のような窓からぼんやりと日光が入って、
仏像を淡く照らす。すごすぎる。

感動していると、
ALSOKのユニフォームを着た、
ベテランの風格を持つ女性が話しかけてくれた。

めちゃくちゃ詳しく、楽しく、
いろいろ説明してくれた。

驚いて、「何者ですか?」と質問すると、
「ただのALSOKの警備員ですよ」と。

かっこよすぎた。

読んでくださったあなたのもとにも、
刺激的な感動が訪れますように。

2022/09/19
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