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#38 旅立つ準備

みなさまいかがお過ごしでしょうか。エノキです。

今日は2022年2月22日ということでスーパー猫の日らしいですね。
ワイドショーを観ていて気が付きました。
最近は体感として、毎日がとてつもない速さで過ぎていっているため、もはや日付を意識する暇もありません。なんと心の余裕の無いことか。

そんな私ですが、今日から引っ越しのための荷造りを始めました。
今日は手始めに本とCDを段ボール箱に詰めました。


私は常に大学生でいられる残りの期間を数えながら生活してきました。
大学に入学する前は、学生生活は「4年間」もあると考えていました。
しかし年単位だと時間が膨大に感じられてしまったため、月単位で換算し「48か月」しか大学生でいられないと考えることにしました。そうすると、こまめに残りの学生でいられる期間をカウントダウンをするようになるので、刻々と時間が過ぎていることを実感できるようになりました。私にとってはこの「~しか」もポイントで、自然と気持ちが焦り、残りの時間が貴重に思えたものです。ですから意識的に「~しか」と考えるようにしていましたが、4年生になってからは、まだあと○か月学生でいられるという捉え方しかできなくなっていました。少しでも長く学生でいたい。そんな気持ちが考え方にも反映された結果だと思います。

まだ学生でいたいという思いはゼロではないですが、もう学生ではいられません。
4月から社会人になるんだ。
その心構えが少しずつでき始めたから荷造りをしようという気持ちになったのでしょう。


4年前、私は実家からお気に入りのCD(とはいっても手持ちのほぼすべて)をアパートに持ってきたのですが、荷造りの際、ケースに傷がつかないように1枚1枚ラップに包みました。急に決まった引っ越しだったのでそんな丁寧なことをしている時間なんて無かったのに、CDは精神安定剤だからと言って何時間もかけて梱包した記憶があります。
今日再びそれらのCDと、この4年の間に購入したCDをラップで包みました。作業をしながら、突然決まった北海道で始まる新たな暮らしに心弾ませていた時から4年間が経ったことと、この部屋で4年間過ごしたことに対する実感が湧いてきました。

別にこの部屋に愛着も思い入れもエピソードも面白いくらいに何にもないけれど、いつかこの部屋で過ごした時間を愛おしく感じる時が来るのかな、なんて思ったりしました。
もしそんなことは無くても、初めて一人暮らしをした部屋だから忘れることはないでしょうね。
とはいえまたこの部屋に暮らしたいかと聞かれたら…それはいいかな(笑)
理由は聞かないでください…。
次はどんな部屋に住むことになるのかとても楽しみです。では。

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