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体に良いと思って買ってない?『プルーン〇個分の鉄分』などと謳ってる製品。

こんにちは、ENOです★

よくスーパーやコンビニで『〇〇何個分の鉄分/食物繊維が入ってます』と書いてある商品って売っていますよね。

『プルーン○個分の鉄分』や『レタス○個分の食物繊維』と書かれている商品を見ると特に健康を意識している方は惹かれる方も少なくないのではないでしょうか?

鉄分で有名なプルーンがこんなに使用されてるならなんか良さそう!鉄分摂取しなきゃ!と思って購入する方も多いと思います。

最近は健康志向の方も増えてきていて、そのような商品を購入している方を実際によく見かけます。

でも実はそのように謳って販売されている商品(ジュースやお菓子、サプリなど)は、「なんかたっぷり栄養入ってそう」という印象を持たせて買ってもらうという企業側の手法です。

プルーンって鉄分が豊富と言われていますが、実は食材の中でもプルーンの鉄分量はとても少なく可食部100gあたり、たったの0.2mgしか入っていません。
またプルーンは非ヘム鉄に部類されるので吸収率も比較的劣ります。

数字で言われても分かりづらいかもしれないですが、プルーンと同じ非ヘム鉄のものだと納豆で3.3mg、小松菜で2.7mg、卵黄で6.0mgなので比べてみるとプルーンがどれだけ鉄分量が少ないかわかって頂けるかなと思います。

月経のある成人女性が1日に最低限必要な鉄分量は10.5mgほどなので、プルーンで摂ろうとするなら毎日5kgも食べないといけないことになります。(これは極端な考え方ですが。笑)

他にも『レタス〇〇個分の食物繊維』というものもよくあり、レタス=食物繊維が豊富という印象もある方も多いと思いますがそれは正しくはないです。

こちらの表を見てもらうと分かりますが、レタスの食物繊維量は他の食材に比べてかなり少ないです。

特に腸内環境にいいと注目されている水溶性食物繊維はものすごく少ないです⚡️
(不溶性食物繊維も大切ですがそれでも少ない!)

成人女性に必要な食物繊維の量は1日18gほど。
これをレタスで摂るとすると毎日レタスを180個食べる計算になります😂

これはプルーンやレタスが良くないと言いたいわけではなくて、あまり栄養学に詳しくない一般の方になんか栄養たっぷり入ってそうと思わすためには成分量が数値で書かれていたり『レバー1個分』と書かれているよりも、『プルーン50個分』とかって書かれていた方が、なんか良さそう!という印象がつきやすので、あえて栄養分が少ないものに例えて栄養価すごそうに見せて売ってるものが多いよということを理解しておいてほしいなと思っています。
※実際にはほぼ栄養は摂れていない。
(ある意味企業努力なので商品や会社が悪いわけではない!)


プルーンとかレタスに例えず、普通に1日分の〇〇が入ってるというものだったらいいんじゃないの?とも思うかもしれないですが、いろんな商品があるので一概には言えないですが、それで栄養を摂るという目的なら私はあまりおすすめしません。
(中には良い商品もあると思うけど、市販では中々ないと思う🥲)

1日分の鉄分/食物繊維が摂れるなどと書いてあるジュースやお菓子、パンやお惣菜などは必要な鉄分などの栄養素が含まれていたとしても、その他に余分な成分が多すぎます。

異性化糖、グルテン、植物油脂、砂糖、香料やph調整剤などの様々な添加物など、他にも色々。

この余分な成分達は腸内環境を悪くさせるので、腸内環境が悪くなることでどれだけいい成分を摂ったとしても体に吸収されなくなり、結局無意味なものになってしまいます。

無意味になるだけではなく、腸内環境の乱れは全身の不調の原因になるので体に様々な不調が起きやすくもなります。(太る原因にも!)

健康や美容、ダイエットなどのためにそういうものを選んで、それ摂ってれば栄養が摂れてると思っているならそれは違うよということを今日はお伝えしたかったです🫶🏽

体は口に入ったもので出来ていますが、細かく言うとしっかり消化吸収されてこそ体の栄養となります。

栄養関係なく単に好きだから摂るというのは自由だし全然いいと思います!
でもいいと思って摂ったものが±マイナスになっているとするとと悲しいですよね😢

栄養素などはただ摂ればいいというわけではなく、『何から摂るか』『どんな質のものを摂るか』がとても重要です!

鉄分入り、食物繊維入り、高タンパクなどと書かれているものを摂ったからといってそれが体の栄養になっているかどうかはまた別の話になるのでそれを理解したうえで選ぶといいかなと思います😌

※サプリメントもかなりピンキリなので何を選ぶかがとても重要です!
サプリを選ぶ最低の最低基準として成分量が細かく数値で書いてあるかどうかをチェックしましょう🎵
(数値で書いてあればどの商品もokというわけではないですが書いていないものに関しては論外ということ。分子栄養学を学んだ専門の人や医師は数値がきちんと記載されていないものは怖くて飲めないと言われます🧐)

鉄分は鉄分でも(鉄分に限らず全ての栄養素)何から摂ってるかによって全くの別物になってしまうので、良さそうに見える商品からではなく、一番は良質な食事から摂るように心かけていきましょう♪

最後まで読んでいただきありがとうございました😊









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