今なら間に合う(かもしれない?)円満夫婦セカンドライフvol.3
こんにちは、ライフヴィジョン研究室(セカンドライフアドバイザー&夫婦カウンセラー)の吉川和世です。
前回は、これからセカンドライフに入る前に、いわゆる”まさかの坂”=離婚や家庭内別居があるかもしれないという世にも恐ろしい話をさせていただきました。
一般的に、熟年離婚を切り出すのは妻のほう(以前は8割)でしたが、最近は夫側からの離婚の切り出しが4割ほどに増えているようなので、男性ばかりではなく、女性もうかうかしてはいられません!
DVやモラハラなどの深刻な原因を除いて、ほとんどが性格の不一致が離婚の原因ですが、多くが相手の反応(言動)に対しての不満であったりします。
妻からの愚痴の多くは
話を聞いてくれない、思いやりがない、気が利かない、優しさが足りない・・・。
夫の何気ない(男性からしてみればごく当たり前)反応に、妻は苛立ち、怒りを覚え、幻滅をしていきます。
夫からの愚痴の多くは
感情的(いきなりキレる)、おしゃべりが長い、神経質(細かい)・・・
最近は「妻が怖い」という夫もいるようです。
それは個人の性格の問題ではなく、男性脳・女性脳という厄介な脳の傾向のせいだとしたら、ある程度仕方がないと諦めがつき、許してあげようという包容力が働くかもしれません。
「地図が読めない女、話を聞かない男」という本が全世界で600万部のミリオンセラーになって、読んだ方もいらっしゃるかもしれません。また、脳科学者でAI研究者の黒川伊保子さんの書かれた「妻のトリセツ」「夫のトリセツ」も夫婦70年時代のバイブルとして注目を集めました。
男性ポイ考え方をする女性や、女性的な男性も中にはいらっしゃるかもしれませんが、男性脳・女性脳の傾向や違いを頭に入れておくと、争いや怒りが軽減されます。
ざっくりいうと、男性脳は狩りをしていた時代の習性が残っており、女性脳の習性は集団の中で子どもを産み育てるという生活の中での身に付けたけたもので、そもそもが異なるもの。女性の考えや感情を男性が理解できないのは、個人の問題ではありません。そんな異なる性がペアになって命をつないでいくためには「愛」という媚薬が必要で、愛が減少してきたら、「感謝や思いやり」が必要になってきます。
人生100年時代、セカンドライフはまだまだながいので、一度これまでの半生を含めてリセットし、再スタートが切れるように準備をしておくことをお勧めします。
次回に続く
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