電車で空いてる席の前に立つ人
電車に乗ると、座れずに立っている人達もいるくらい席が埋まっている中、ふたり分の空いてる席がありました。
でも、空いてる席のちょうど目の前に立ってる人がふたり。
同じ会社の上司と部下らしき、スーツを着た人達。
「何で座らないんだろう。座らないならお願いだから目の前に立たないで。私はそこに座りたい。」
そう思いました。
きっと同じことを思っている人は他にもいたはずです。あの席をちらっと見る人を私は何人か見つけたし、あの席を見つめるみんなの目が全てを物語ってます。
こういう場合って、きっと上司が席に座らないから部下も立つしかなくて。
だけど場所を移動するのもなんか気まずくて。
結局空いてる席の前に立ったままになるという事なんじゃないかな、と私は思ってます。
空いてる席が目の前にあるのに座れない。そんな部下の視線はあまり定まっていなくて、席を見てすぐ視線をそらす瞬間が何度かありました。やっぱり気まずいのかな。
そんな中で堂々としてる上司、凄い。上司は席をまっすぐ見つめる時もありました。何を考えていたんだろう。何も気にならないのかな。不思議。
ふたりの心の声を覗き見してみたい気持ちになりました。
あの席、座りたかったです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?