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ウザい女と固定概念男

二丁目にある、ゲイでない男女もオッケーなショットバーにノンケの知人といった時の話。

二丁目慣れしてないのか、やたら興奮スイッチが入った女がいきなりグイッと近寄ってきて、
「あなたゲイ?今日私の男の同僚と一緒にきてんの!この中で誰がタイプ?隣に座ってよ!」
と強引にその女の男の同僚たちの間に押し込まれる。
別に男が好きイコールだれでも好きなわけもないし、知りもしない男の隣にすわりたくもないし。めんどくせぇなと思いつつ。
そうこうしてるうち、その女が自分の腕を握り隣の男の股間に強引にもっていこうとする。
その隣の男は嫌がったように体を動かすが、それ以上にこっちの方が嫌で仕方がない。
触りたくないのはこっちの方だし、しんどい!逃げたい!と思いつつ。
その女の興奮が少し落ち着いてきたところで、その隣の男が突然自分に、
「今日初めて二丁目きました。自分はテレビ局で制作してます。お仕事は何系ですか?」
と聞いてきた。唐突に仕事を聞いてくるのに度肝を抜かれるも、
「普通のよくある職種の勤め人です。」
と軽く流そうとしたら
「メディア系の仕事じゃないんですか?てっきり二丁目にいるゲイはみんなメディア絡みの仕事してる人ばかりかと。」
と意味不明な、格付けされたようなことを言い放たれ。
二丁目にいるようなゲイイコール、大概高学歴で電通とか博報堂とかテレビ局とかマガジンハウスとかに働いてるに違いないって歪んだ解釈してるのか、その男の真意は謎だけど。
な感じで、ストレスの限界がきて店を撤退。
結論、うざい女のノンケ男友達も、類にもれずうざい。
この変化球な状況が、ある意味カルチャーショックだった。
そういうゲイ以外の客を遮断する防御線の意味も含め、基本普通のゲイバーの入り口に「会員限定」と貼ってある。

たまたま濃い方々に絡まれて疲れた、そんなある日の出来事でした。

追記:
数年前の「夜の巷を徘徊する」で、武蔵小山のパルム商店街を徘徊してるとき、
「きゃー!!マツコ!マツコ!」
と痙攣するほど興奮し握手を求めてくる女性が登場した回を、ふと思い出す。
たじろぎうろたえるマツコをみて、その女性が
「やっぱマツコさんは女性が嫌いなんですか?」と質問をし。
それに対してマツコが
「私は女性が嫌いなんじゃなくて、うざい人がニガテなの!」
と言っていたなーと。

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