『源氏物語』を描いた扇面や写本が、2024年7月2日(火) ~ 2024年8月18日(日)に展示されているのでカルティエ展と共に見てきた。
「源氏物語冊子」は重要文化財。これが素でスラスラ読めたなら、それはそれは楽しだろうな。素で読める方が羨ましい。
★空蝉
★夕顔
この図ではつぶれているところが多く何が描かれているか分かりにくい。以下の絵と構図は似ているだろう。
★蓬生
源氏物語の登場人物で誰が好きか?の話題になると、トップ1、2に上がることが多い「末摘花」。紫式部のイジワルな側面でキャラ設定されたんじゃないかと思われる・醜女な末摘花だが、その不器用で一途な生き方が共感を呼ぶ。私も好きな人物の一人。
★薄雲
薄雲(源氏物語第19帖)
明石の君は、源氏との間にもうけた姫君を紫の上に預ける。紫の上ものもとへ立ち寄った源氏の指貫の裾に、姫君がまとわりつく。
指貫:男性の袴のひとつ。裾が長く、裾の口の周りに紐を指し貫いているところからの名称。足の長さに合わせてその紐を絞って調節し、余った生地がたわんで裾の部分がふくらんだ形になる。
こちらも画でもやはり姫君が源氏の指貫をにぎっている。可愛い~。
★梅枝
左のページに「紅梅」、「兵部卿宮」の文字が読める!
★御法
「むらさきのうゑ」、「御病」の文字が読める。
皇居三の丸尚蔵館に所蔵されている蘭陵王の置物。
本館 10室にあった掛け軸。時代を超えて様々に「源氏物語」を楽しんできたのが分かる。
★湯上り美人と猫図
見立絵:歴史上の出来事や故事・古典を、同時代の人々が理解しやすい題材に託して描いた絵のこと。特に、江戸時代には、浮世絵等で趣向を凝らしたものが多く見られ、さまざまな階層の人々に親しまれた。