介護と仕事:余力を残して介護をしよう
30〜40代になると
親も年を取ったなと思いますよね。
そして
親の介護の面で将来が心配ですよね。
(知り合いの親も認知症になったので
他人事には感じられません。)
介護について
最近色々情報収集していた中で
介護知識入門としてキンタロー。さんの
You Tube(参考文献リンク参照)は
とても分かりやすくて良かったので
ぜひ多くの人に見てほしいです。
そのために介護についての記事
を書きたいと思いました。
親族の介護について心配な方は
ぜひ予備知識として読んで頂けると
嬉しいです。
介護の現状
2070年:1.5人に1人が高齢者を支える
2015年65歳以上:26.6%
→約2.7人で1人の65歳以上の方を支える
2070年65歳以上:38.7%
→約1.5人で1人の65歳以上の方を支える
という結果が厚生労働省のサイト
で情報共有されております。
つまり
2070年以降は64歳以下の1人が
1人の高齢者を支える時代が来る
と考えられます。
介護離職者:約5万人→約9万人へ
2006年介護離職者:約5万人
2017年介護離職者:約9万人
→約4万人増加
ということが厚生労働省の雇用動向結果を
元に作成された資料から読み取れます。
この要因としては
介護が必要な方は家族が支えなければ
いけないという気持ちが強いため、
結果的に離職数も増えていることが
要因ではないかと考えられます。
介護歴1年未満で30%以上が退職
NPO法人となりのかいご
『介護離職白書』より
0〜1年未満:36.8%
1〜2年未満:10.0%
2〜3年未満:6.8%
(介護離職していない:26.8%)
つまり
1年未満の介護により仕事を辞める人が
圧倒的に多いことが分かりました。
仕事を辞めると収入が途絶え
自分の生活がさらに苦しくなるため
仕事と介護の両立が
マストであると考えます。
経済的負担:年約100万円
介護が始まると
経済的に負担が増します。
これについては
親の年金や資産を活用し
支払う必要があります。
よって
親の年金を受け取る銀行口座と
生活費を引き落とす口座を
1つにまとめてもらうように
親と事前に相談すると良いと思います。
私達(20〜40代)が取る行動
地域包括支援センターに連絡しよう
これが一番重要ですね。
要支援/要介護の疑いがある場合は
早急に地域包括支援センターへ
連絡しましょう。
要介護の境界線として一番疑うべきは
認知症だと私は考えております。
内閣府の要介護者の原因を見ると
・1位:認知症18.7%
・2位:脳卒中:15.1%
・3位:高齢による衰弱:13.8%
となっております。
認知症の症状があっても
体は元気なので高齢による
物忘れと勘違いしてしまう可能性があり
非常に症状が分かりづらいです。
要介護1レベルの症状として
・金銭管理などの能力がさらに低下する。
・認知機能の低下が見られることがある。
という内容があります。
私の知り合いの親が認知症になった際も
お金の管理ができなくなった事が
大きなポイントでした。
認知症の疑いで
特に金銭管理がうまくいかないときは
要介護1レベルの可能性がありますので
地域包括支援センターに電話しましょう。
そうすることで
・市区町村の職員などから訪問
・聞き取り調査(要支援/要介護認定調査)
・ケアマネジャーによる対応
(費用見積、介護計画立案)
といった公共サービスを
受けることができます。
なので
早い段階で地域包括支援センターに
相談していきましょう。
介護と仕事を両立しよう
先ほども申し上げましたが
仕事をしないと収入が途絶えてしまい
自分の生活が苦しくなります。
自分の生活の余裕を作ることを
最優先事項としてください。
経済的余力と精神的余力がないと
考える余力も無くなってしまい
家族みんなが疲弊します。
なので
余力を残すためにも
早い段階で地域包括支援センターへ連絡し
ケアマネジャーと相談しながら
仕事と介護が両立できる状態を
模索していくことが重要です。
要介護者を支援し過ぎも良くない
仮に家族が要介護者になった場合
すぐに会社を辞めて介護しようという
気持ちになりがちですよね。
(親を助けたい気持ちはわかります。)
しかし
要介護者の自立心を失わせるのも
良くないです。
理由としては
仕事を辞めて家族が手取り足取り支援
↓
要介護者の自立度が低下
↓
被介護者のやれることが減る
↓
介護のタスクが増える
↓
入れる施設の敷居が狭まる
↓
施設費用が高額になる
↓
費用が払えないため施設に入れない
という負の連鎖に繋がってしまいます。
したがって、
・働きながら介護を続ける選択を選ぶこと
・要介護者の自立心をなくすような
頑張り方をしないようにしていくこと
が重要だと思いました。
口で言うのは簡単ですが実践するのは
難しいと思うので、
とりあえず頑張りすぎないように
心がけていきたいです。
資産形成
これは親に対してというものではなく
自分の子供や次の世代の親族のために
行う対応ですね。
いつか私も要介護者になるでしょう。
その時に
子供が私を介護するにあたって
選択肢を増やせるように
資産形成を引き続き行いたいと感じました。
まとめ:余力を残しつつ介護をしよう
私として
・介護を頑張りすぎないこと
・余力を残して対応すること
・資産形成を行うこと
以上が大切だと思います。
そして
心が疲弊しないようにすることを
意識しながら介護計画を立てることが
重要だと思いました。
これから
親の介護をするときがくるでしょう
そのために予備知識として
参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
少しでも興味があれば
スキ、フォロー頂けると嬉しいです。
参考文献
参考You Tube:
キンタロー。と考える「ビジネスケアラー」
サイト名:厚生労働省
我が国の人口について
サイト名:NPO法人となりのかいご
資料ダウンロード
サイト名:内閣府
第2節 高齢期の暮らしの動向(2)
サイト名:ハートページナビ
要介護認定で一番多いのは?年齢・男女・都道府県別の要介護認定者数や割合