見出し画像

【就職・転職活動】日本社会で安定的に高収入を得るために機械設計職を目指す方法

目先の生活を成立させるために、嫌な仕事をしなければいけないのは非常に苦しいですよね。

そして年金をもらうために、そんな苦しい仕事を65歳まで辞められないという状況も避けていきたいですよね。

そんな生活を打破するために、ポートフォリオワーカーのように好きな仕事や活動をして人生を謳歌する考え方がありますが、資産形成ができていないと、一歩踏み出すのは精神的に難しいですよね。

資産形成を行うためには高収入を得て、支出を減らすことが必要です。
しかし、収入をどうやったら得られるのかが重要ですよね。

私の考えとしては、高収入を狙える職業は機械設計職だと思っています。(あくまで一例です。)

なので今回の記事では、

・機械設計職が高収入を狙える理由
・仕事内容
・就職する方法

について紹介したいと思います。

私としても10年以上、機械設計職の仕事をしておりますので、経験談もふまえて説明していきたいと思います。

学生の方、20代で転職を考えている方、子供に自動車業界や大手メーカーに就職して欲しいという願望が少しでもある方に向けて紹介できればと思います。







高収入を得るための考え方

『【就職・転職活動】日本社会で安定的に高収入を得るための方法論【進路方向性】』
の記事でも紹介させて頂きましたが、

時価総額の高い企業や業界に就職/転職できる自分を作り続ける事が高収入を得るための方法だと考えております。

そして日本では時価総額トップの会社はトヨタ自動車なので、トヨタ自動車あるいはその関連企業に就職できる体制を作るのが現状ベストであると考えております。

また自動車業界の製品設計を支えているのは、機械設計職であるという理解でいます。
(これから変わるかもしれないですけどね。)

よって、機械設計職について特徴を紹介したいと思いました。





機械設計職の利点

ここでは機械設計職の利点を説明したいと思います。


日本の平均年収以上の収入を得る

これは可能ですね。
国税庁のWebサイトで表記している
「令和3年分民間給与実態統計調査」では給与所得者1人当たりの平均年収は443万円だそうですね。
(私の考える高収入は平均年収以上を定義しておりす。)

そして2020年時点でマイナビのデータだとメーカーに勤めていても、平均428万円ですから平均年収を下回っております。

しかし、転職し続けて上位企業を目指す事で平均年収を超えることは可能です。

私も自動車関連企業に勤めておりますが、自動車メーカーあるいは自動車部品Tier1メーカーであれば転職サイト見ていても、役職なしで400〜600万円の求人はありますね。

20代後半のときに同業界で働く同い年の仲間は毎月60時間以上残業をして、役職なしで年600万円は稼いでいると言っていましたね。

また、派遣社員でも自動車関連企業の機械設計職であれば時給2000円以上は稼ぐことができます。

例えば休日120日と仮定すると
(365日-120日)×9h/日×2000円/h=441万円
※1日:8h+残業1hと仮定

となり日本の平均年収と同じレベルになります。

よって、自動車関連企業に入社できれば、ざっくりではありますが、日本の平均年収以上を目指すことは可能であると考えております。


仕事の潰しがきく

機械設計職は色々な職種、業種に転職できると考えております。

職種変更については製造、生産技術、品質、営業など別の職種へ変更することは可能であると考えております。(実際、そういう人達もいました。)

理由としては機械設計は総合的な知識を持った上で設計するからです。

製品を設計する際は以下を考えた上で設計します。

・組み立て方法(製造、生技)
・不具合の防止(品質)
・コスト削減(営業)

以上の観点を総合的に持って設計しないと、開発完了後に不具合が多発し、利益が出なくなり、会社の信用を落としてしまうからです。

つまり機械設計職はモノづくりの全てをある程度知っていないとできない仕事なんですよね。

よって、機械設計職から別の職種になりたい場合も、総合的な観点をもっているので、会社内で職種変更や転職時の職種変更も可能であると考えております。

またメーカーというくくりであれば、自動車関連企業だけでなく医療機器、電子部品、電機メーカーなどへの転職も可能です。

理由としましては機械設計というのは基本的に金属、樹脂、基板などの部品から製品の構想を設定することが仕事の一環であり、
その考え方は工業製品を製造するメーカーであれば共通しているからです。

したがって、機械設計職はどこの会社でも重宝されますし(時給も高い)、他の職種への転職も可能なので潰しがきく職種であると考えております。



機械設計職の仕事

機械設計職の仕事について調べると

概念設計

基本設計

詳細設計

生産設計

という流れで仕事をしているという説明を結構色々なサイトで多く目にしました。

実際仕事をやる上でのプロセスは正しいです。

しかし仕事の主目的が分かりにくい気がするので実際の経験もふまえて説明したいと思います。


機械設計職の仕事は簡単に言うと工場が工業製品を作るための図面を作ることです。


ただし以下の条件下で図面を作る必要があります。

・客先の製品の仕様に満足すること
・工場が用意できる資産(人、材料、設備)で生産できること

これらの条件を満足する図面を作るために以下の知識が必要になります。

・成立性を計算
→4大力学により計算する
(機械力学と材料力学は特に使用)
→部品,製品の公差を計算し設定する
(1mという寸法で物を作ることはできないので、寸法を1±0.1mと表記します。この『±0.1』という範囲が公差です。)

・図面(3Dデータ、2D図面)作成
→3Dデータを作成し2D図面に変換する
→公差計算が複雑な場合は検証専用図面を作成し検討する

・説明資料作成(客先向け、社内向け)
→日程、説明内容を整理し資料を作成する
→この資料をもとに打ち合わせで相手に説明する

・ハンドメイド
→サンプルを加工し検証する

業務として、『図面作成』、『説明資料作成』は経験を積むことで、できるようになります。

『成立性の計算』、『ハンドメイド』は元々のセンスや蓄積が大事ですので

成立性の計算:数学物理が好きな人
ハンドメイド:手先が器用な人

以上の方にとっては楽しめる仕事だと思います。

私は数学が好きなタイプでした。
(力学関連も自信がありますね。)

そのぶん手先が不器用なので結構苦労してます...

仕事してて思いますけど、圧倒的に手先が器用な方が機械設計職では多い気がしていますね。



 


機械設計職に就職する方法

ここではメーカーの機械設計職に就職する方法を解説したいと思います。

理系大学から就職する

王道の方法ですね。
理系大学卒、理系大学院卒が圧倒的に多いですね。

ただ機械設計職だから機械科じゃないといけないのではないかと思われる方もいると思いますが、機械科でなくても就職は可能です。(実際、機械科でない方も多くいます。私も機械科ではないです。)

また国立大学であれば年間で約250万円で私立大学より、かなり安いのでオススメです。(理系私立大学は2倍以上の学費がかかりますからね...)

特に地方の国立大学であれば偏差値は高くないので狙いやすいと思います。



理系専門学校から就職する

地方国立大学は偏差値が高くないと言っても入るなんて難しいですよ…
という方も多いと思います。

私も地頭は良くないので、根気強く勉強し続けて、どうにか国立大学に入れました。
今思うと、この根気強く勉強し続ける時間は勿体なかったなとも思いますね。

なので、私としては専門学校という選択肢が丁度いいとおもいます。

そしてその中でも
『日本工学院 機械設計科』が良いと考えます。

理由としては以下となります。

・2年で約230万円のため安い
→国立大学よりも安い

・実践的なCADソフトが使える
→私が仕事で使用するソフトもありました

・3Dプリンターや加工機もある
→試作サンプルを作る時に使います


専門学校を調べるときに、初めは日本の大手自動車メーカーの専門学校に入るのがいいなと思っておりました。

しかし、ホームページを見ると、自動車整備士になる方向けの専門学校なんですよね。

ただ、その中でも『ホンダテクニカルカレッジ関東 研究開発学科』が機械設計の実学を学べると思いました。(実践的な設計や評価の方法が総合的に学べるので高いスキルを得られると思います。)

ただし、4年間で約400万円以上掛かりますので、それがネックだと思いますね。

よって、どちらの専門学校もオススメで非常に良い選択肢だと思いますが、費用の観点で『日本工学院 機械設計科』が良いかなと私は思いました。


ちなみに私立大学か専門学校かどっちを選ぶかと言うと、私なら専門学校に行きます。

理由としては
・理系私立大学の費用よりも安い

・機械設計職の実学に近い
→就職してすぐに通用する学習ができていると感じました


よって、私なら私立大学よりも専門学校を選びたいなと思いました。(子供にも機械設計職を目指すならそのように勧めますね。)




大学・専門卒業後のキャリア

メーカーの機械設計職に就職し高収入を得ることを目指したいのですが、最初からメーカーに入る人はほんの一握りなのが現実です。(名の通る大手メーカーは特に入るのが難しいです。)

なので就職活動でメーカーに入れなくても気にしないでください。

重要なのは、その入りたいメーカーあるいはそれに近い製品の機械設計に携わる仕事に就くことです。

よって、派遣社員として経験を積むのがベターであると思います。

具体的に言うと、特定派遣として設計補助のポジションに入って、設計経験を積んで、その会社の正社員になったり、他のメーカーに転職する方法です。

そうすることで、自分の入りたいメーカーに就職できるので、高収入を得ることに繋げることができると考えております。


私が特定派遣で就職するなら個人的にマイナビエッジですね。

理由としては、私の会社にいるマイナビエッジ方は

・成立性を計算
・図面(3Dデータ、2D図面)作成
・ハンドメイド

がとてもできる方々だからです。
(痒いところに手の届く仕事をして頂いております。)

今まで派遣の方を多く見てきましたが、私が出会ったマイナビエッジの方は設計経験値が高いですし、仕事の成果レベルが高いと感じたからです。

なのでマイナビエッジがいいというよりは、その方を尊敬しているという感じですね。
(マイナビエッジの方から色々教わることが多いです。)

そして尊敬できる方々がいるということは仕事を進める上でのロールモデルがいるということなので、

仕事に悩んだら
「ロールモデルの方に相談したい」
と会社にお願いできますから

そのアドバイスを頂ける環境が良いなと思いますね。(尊敬できる人がいるかいないかは結構大事ですね。)

私も、もし今の仕事辞めて仮に機械設計職をやるのであれば、マイナビエッジに入りたいなと思いますね。(地域採用とか時間の融通がきくようです。)



機械設計職で高年収を目指そう!

今回は高年収を目指すために機械設計職になろうということで、仕事内容とキャリアプランについて紹介しました。

自動車メーカーや大手メーカーに入るのは難しいですし、機械設計職につくのはさらに難しいです。
(就職活動は鬼のように難しいです。)


ですが、機械設計職に就職することだけ考えると、難しいというのは錯覚であると私は思います。

機械設計職は難関大学に行かなくても、専門学校から就職することができます。

そして、最初は自分の希望のメーカーに就職できなくても、転職していく事で大手メーカーの関連企業に就職することが可能です。

なので、ヤル気があれば誰でも機械設計職になれると私は考えます。

もし稼ぐ力を伸ばしたい場合は、メーカーの機械設計職の仕事をするのがベターだと思いますので、選択肢の一つとして考えて頂けると嬉しいです。

ただ機械設計職は日程・成果物の管理がかなり厳しいです。

さらに毎日残業せずに帰れる保証はありません。(むしろ残業ありきの高収入です。)

たしかに始めの頃は残業しまくると思います。

ただ残業していく中で、仕事のやり方がわかってきて残業しない方法も見えてきます。(『仕事が忙しくて辛い』という記事で残業しない方法も書かせていただきました。)

高収入を稼ぎたい場合はドンドン残業して稼いで、穏やかに暮らしたくなった場合は残業をセーブするといったバランス感覚でいいと思います。

そんな感じで、高収入を得てインデックス投資を行い、穏やかに暮らす自由を得られる人達が増えることを祈りながら

これからも皆様の力になれるような記事を書いていきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。




今回の関連記事



参考文献


サイト名:マイナビAGENT
業界別平均年収ランキング2020年版


サイト名:マイナビジョブ20's
機械設計とはどんな仕事?仕事内容や向いている人、目指し方


サイト名:北陸銀行
国立大学の学費はどれくらい?卒業までの総額や学部別、私立との違いを比較


サイト名:ベスト進学ネット
日本工学院専門学校 学科コース


サイト名:ホンダテクニカルカレッジ関東
募集要項


サイト名:株式会社マイナビEdge
新卒採用募集要項


この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,816件

#転職体験記

6,495件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?