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「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE」で孤独を癒せるか #熱狂書評

みなさんこんばんは!

佐渡島さんが「コミュニティ」について実践しつつ、コミュニティの形成に関して記された本書。

僕がオンラインサロン「箕輪編集室」に入るきっかけの一つになった本です。

いざ書評を書こうと思ったのですが、オンラインサロン「箕輪編集室」に入り、実際に考え、体験していることを共有するほうが有益だと思うので、佐渡島本の事例もまじえてお話ししていこうと思います。
箕輪編集室に入った経緯はこちら

求められる「閉じられたコミュニティ」

現代において、ネットなしに人間関係を築くのは至難の技です。
SNSがネットのインフラとして使われ、データ量も爆発的に増大しています。
そんな中でもオンラインサロンはこれからのコミュニティ形成に決定的な影響を与えます。というのも主流SNSであるFacebookやツイッターでは「炎上」と揶揄されるようにコンテキストが違うもの同士のコミュニケーションは取りづらくなくなってきているからです。
これからは人数を絞った閉じられたコミュニティでのコミュニケーションが増えてくることでしょう。

コミュニティの移り変わりと安全安心

本書で一番強調したいのは「安全安心の確保によるコミュニティの自走」です。安全安心を担保していた既存コミュニティ(村社会→核家族・会社)が衰退し始めているといいます。

高度経済成長で村社会コミュニティが衰退し、核家族・会社コミュニティが勃興しましたが、成熟した現代において今度は両方のコミュニティが衰退を始めています。
そこで佐渡島さんはインターネットの中で「好き」を中心にしてできたコミュニティに可能性があるという仮説を立てました。
インターネットにはトレードオフの関係であった自由と安心の両方をもたらすことができるのではないか、と。

僕も似たような感覚になっていました。何か満たされない、欲求不満な日々が続いていたところで、箕輪編集室に出会ったのです。

箕輪編集室に入って考えたこと、やったこと

2018/5/26入会

Facebook使いにくい! → 箕輪編集室の全てのFacebookグループを網羅できる『箕輪編集室のしるべ』をGoogleサイトで作成

Facebookでみの編メンバーの生態がよくわからない → 使い慣れたツイッターでみの編公式やメンバーが発信したものについてコメントをつけ始める

ライターチームで箕輪さんの講演の書き起こしが見れるの俺得! → 書き起こしを3件やってみる

ツイッター上で知り合いだった二人を勧誘。箕輪編集室に入会してもらう → うち一人であるコミュ二ティデザインチームの「ゴトーさん」が入会直後から獅子奮迅の大活躍で鼻が高くなる

熱狂書評プロジェクトで副リーダーからリーダーを務める → #熱狂書評しろ

オンライン会議システムZOOMでメンバー間のコミュニケーションに参加し始める

運営の安全安心を確保することも大事と思っています。

ポジティブをロンダリングせよ

コミュニティ自走のため安全安心を確保するには、ポジティブな態度・言動で互いを高め合うことが重要だと思っています。
僕はこのことを「ポジティブ・ロンダリング」と呼んでいます。

ロンダリングといえば汚いお金を色んなところを経由させて綺麗にみせかける「マネーロンダリング」が有名ですが、こちらはまったく逆の意味です。
ポジティブな態度・言動が人と人の間で循環され、前向きな力が得られるような状態のことです。

人に何かやってもらおうとする場合、なかなか動いてもらえないことのほうが多いです。家族の中でいうと親や兄弟、会社だと上司は強権にふるまうことで意思を通そうとします。相手を否定するような強い言葉を使うこともあるでしょう。

しかしながらオンラインサロンでは違います。所属していることで義務が生じることはありません。営利団体ではないので売り上げも必要ないです。
やる自由、やらない自由の両方があります。
そこに強権さは微塵もありません。

そんな中、やる気スイッチを押すのは「ポジティブな声かけ、フィードバック」。
チームリーダーから目標・目的が設定され、やりたい人が自発的に手を挙げプロジェクトが自走していくのです。

「ポジティブであること」は僕の中で大きなウェイトを占めています。

コミュニティの熱狂マップ

本書にはコミュニティを読み解くのに便利なツールが解説されています。
それはコルクの熱狂マップです。(初版本では熱狂ピラミッドでしたが、アップデートされました)

外側から、Everone→User→Liker→Accepter→Committer
マップの内側ほど熱量が高くなり、外側に向かうほど関わりが少なくなります。

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熱狂マップは盆踊りに似ています。真ん中の"やぐら"に近い集団ほど踊っているし、顔見知りだったりして、外の輪はさほど踊らずに囃子に聴き入ったりする見物客。
やぐら近くの熱量高い輪に入るには、近づくだけでよいのです。逆に踊り疲れれば中心から離れて休めば良い。
どこの輪であろうと序列はありません。盆踊りの楽しみ方が違うだけです。
まさにコミュニティを表していると思います。

個人的な"みの編"の楽しみ方

みの編運営の柴山さんと篠原さんのやりとりがすごい好きで。
ほほえましくて癒されます。
みの編でバリバリ活躍するお二人とまた違った一面をみることができるので、親近感がふつふつとわいてます。

知り合いでもないし、ネット上で少し言葉をやりとりしただけなのですが、不思議な感覚です。
こういったことも醍醐味の一つではないのかなと。人を選びますが笑
(実はお二人がツイッターで声をかけてくださったことがきっかけで、みの編に入会しました。)
そんな縁もあってか(勝手に)思い入れがあるお二人です。

↑運営の柴山さんが職場の近くに来られていたので、お会いしに行っちゃった!!
お昼休みのほんの少しの間だったけど、思い切ってお声がけしてよかった!
その節はお世話になりました!

↑知っていましたか?篠原さんのこういうとこ秀逸なんですよ。最高。

ただただ「みの編愛」を語るだけになってきていますが、ここまでのめり込むキッカケになった「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE.」は本当にオススメです!!!

最後に、コミュニティーに限らず意識しておきたい重要な言葉を引用して締めたいと思います。

モノがなかった時代は、「何を持っているかの表明」が、その人を表した。モノが溢れ、すべての価値観が許容されていく中で、「個人の価値基準そのもの」に、アイデンティティが宿る時代がやってきたのだ。


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