楽器が最高すぎて困る
今回はえんじろうのオカリナ自慢!それも予め予定している5月22日「浜名湖れんが館」に出演予定の楽器たちにスポットを当てます。
それは作家さんへの敬意と感謝から始まるというお話でもあり、22日の意気込みを伝える記事でもあるのかも(笑)って笑ってる場合じゃないよ。
ライブについて詳しくは下記をご覧下さい。ちょっと切ないことに、まだ余裕でご予約できますからね。
6本の精鋭たち
えんじろうが演奏するときには、100本以上ある多岐にわたるメーカーの中から数本から十数本を選んで演奏しています。そして今回は6本のオカリナが出演を予定しています。
えんじろうのコンサートでこの本数は、実はかなり少ない方です。
今回は、音色の個性だけに執着して選びぬきました。既に何度も合わせているので、おそらく本番直前に変更となる恐れはほぼないでしょう。
メンバー紹介
大きい順に、出演オカリナの名称を列挙します。
同メーカーが重なっているのは2本だけ、そして同じ音域のオカリナが2組あります。演奏曲により適した音色を選んだ結果、多少の範囲を持たせて選んでもここまで絞るのが限界です。
きっとこれがえんじろうのスタイル。1メーカーに絞りきれない人間なのです。そのかわり絞りきらないからには、それら1本ずつに対応する吹き方を持てる全ての経験で追求する努力をしています。
澄んだ音とかすれた音
そんなの澄んでいる方が良いに決まっていると思った方、その大半は言葉から来る思い込みですよ。どちらが良いという世界じゃないんです。本当はオカリナ界だけじゃなく人間界も同じだと思いますが、それはえんじろうは苦手分野だから放っておいて(笑)
今回の6本のうち、澄んだ側からかすれ側に並び替えると、オリオンオカリナが最も澄んだ側、続いて吟オカリナ、木村オカリナとThousand Leavesオカリナが続き、土心オカリナが最もかすれ側になりました。
そして今回演奏予定の大好きな宗次郎氏の「UMI-YURA」という曲は、土心オカリナで演奏すると誓っています。
もちろん宗次郎氏の曲に限らず、既成曲も自分の曲もこのオカリナと僕とでないと表現できないものがある。そう感じる組合せを毎回考えています。
要素はたくさん
選択要素は実は音色以外にもたくさんあり、息の量やその変化の度合い、音の立ち上がり具合、季節との関連。中には会場とのマッチングも含まれています。
会場ひとつとっても最初は野外か屋内か程度の大雑把な区別でしたが、これも成長して、要素の深さが増してゆくものだと感じてます。
仲間の存在
今朝も集中できる6時台からオカリナを吹いて、そのとき聴こえてくる音に感動しながら吹きました。多分えんじろうにとってこの行程が何よりも大切だと思ってます。
吹いている音のフィードバックを聴いていると、本当に心地よくのびのびと歌っている時のオカリナの音色から、幸せそうな表情のようなものが見えてくる気がします。それを感じた自分も幸せになり、その気持ちが息をとうしてオカリナに入ってゆくため更に素敵な音になる。そのフィードバックを受け・・・という好循環が起こります。
後はこのときの感覚をどれだけ本番にも持ち込めるかというところですね。そしてここがオカリナと無関係な自分の煩悩との戦いのような部分だと思います。
とにかくもう素晴らしい作家さん方が人生かけて作ってくれた最高のパートナーを手にしているのですから、後はそれと自分の過ごしてきた時間を信じて舞台に上がるだけなのですよね。
練習が大切だというのは、この「過ごした時間」を味方にするための方法であって、時間がどれくらいなら良いとかそう言う話ではないってことだと思います。自分が自信を感じる時間は人それぞれ。それを知るまでは時間を練習量と考えては根拠の乏しい自信になってしまうと思っています。
今日は午後から事務所でりょうこさんとの音合わせでした。22日は相方も強力なピアノを持ち込み、様々研究したな音を駆使して演奏してくれます。
合わせてどうぞお楽しみに。
演奏の目的
えんじろうがやるべきこと。それは自分が出会わせてもらっているオカリナと紳士に向かい合い、その美しさや素晴らしさや心地よさを伝えるお手伝いをすること。このオカリナという存在の手足となって役に立つことなのだと思ってます。
そういえば昔、名称を「オカリナの虜」から「オカリナの手下」にしてみようと思ったことがあり、人に相談したら「下手と見間違えるからやめとけ」と言われたことがありました。留めてもらったことを感謝しています(笑)
ご予約、お待ちしておりますね。
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