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新ノートPC

モズの声が聞こえてくるようになりました。
最近になって新たなノートPCを購入しました。久しぶりのデルコンピュータです。機種は「Latitude 13 - 7340」というもので、なんと22万円以上するしっかりとしたモデルです。
今回はその新兵器を見て見てという実に身勝手な記事です。


半値以下で購入

22万以上とか言っておきながら、まだCD制作費が回収できていないえんじろうは、それを買うことができません。
というわけで、今回のものは初めて「デルのアウトレット」で購入したのです。

アウトレットだから

なんと9万円台!半額よりもさらに安いお値段でした。
購入の手続きがかなり簡素と言うかアナログチックで、本家サイトのような発注したものの現状をウェブ上からいつでも把握できる手段がないので、注文完了メールだけが証拠という状況の中、ひたすら待つという感じでした。
届くまでは振込も含めてちゃんとできているのかはっきりせず不安が続きました。

そして注文から約1週間ちょっとで、やたらと時間帯指定の「午前中」が目立つ荷物が無事届いたときには、とても安心しました。

届いた荷物の写真

内容紹介

開封直後の写真

箱を開けるととてもシンプルな形で本体、電源アダプター、電源ケーブルが入っていました。本体も不織布袋に入って周囲は柔らか素材の段ボールという環境にも優しそうな作りでした。発泡スチロールがないのは嬉しいです。

仕様紹介

PCの全貌写真

今回アウトレットを選んだ理由として、値段以外にもひとつあったのです。それはこちらは「Windows10」が搭載された状態で売られていることです。正規ホームページからの購入だと、同じものでも「Windows11」が入っているようでした。

機種名  Latitude 13 - 7340
CPU  第13世代 Intel Core i5 1345U
メモリー 16GB
SSD  256GB
OS   Windows 10(アップグレードも可)
モニター 13.3インチ FHD+(1920 x 1200)
     180度回転 非タッチ 非光沢液晶
スピーカ ステレオ内蔵スピーカ対応
キー入力 ライト付き 6点点字入力対応
認証   画面上部顔認証カメラ 指紋認証電源キー搭載
電源   USB-C(PD)
その他  USB-C×2 USB-A×1 HDMI×1

正面全体像の写真

画面の印象

どちらかと言えばビジネス向けPCの「Latitude」シリーズで、持ち運びに向いている13インチモデルです。画面は真上にまで180度反り返り、これが意外と途中で止まってしまうものよりも快適です。
画面がテカテカでないことも、明るいところで作業するのには大切です。えんじろうは画面タッチがあると誤動作にもなるし、画面が汚れやすいので不要です。最近のデルはフルハイビジョンよりちょっと上下が長いFHD+というのを押していて、確かにビジネスの文章を作る際などは縦幅が必要なので、快適です。

能力の印象

CPUは電力が少ないタイプらしく、能力的には2世代前の省電力でないタイプのCPUと同等の仕事ができ、消費電力が15Wくらいととてもエネルギーの効率が良いです。16GBのメモリーはゆとりと安心感があり、256GBのSSDは早いけどちょっと心もとないです。
そして

音質のチェック

スピーカはキーボード両サイドに結構贅沢な広さを確保しているっぽく、音質も痩せておらず良い感じです。音量はそれなりにしか出ませんが、音質を譲っていないところは音楽家にとっては好印象です。
昨今はちゃちなスピーカの弱点をソフトで無理やり持ち上げるようなタイプが多かったので、スピーカそのものがしっかりできているのは嬉しい誤算でした。期待していなかったからというのも大きいですね。

キーボードと点字入力

キーボード部分の写真

いつもえんじろうにとって重要なのが、視覚障害者向けの「点字入力」ができるキーボードなのかどうかという点です。
これは「FDS-JKL」の6つのキーを利用して行う6点入力方式というもので、点字を作っている6つの点をこれらのキーに見立てて入力します。中でも「め」という文字はこの6つの点すべてを使用しますので、さっきの6つのキーを全部押し、同時に離すという動作で入力します。
キーボードの仕様により、この6つが同時に押されていることを認識できないものがあるんです。それはもうイコール点字入力が行えないということになります。

事前に調べる場合は、店頭などで実機を触り物理的に確かめる以外にありません。確認用ソフトというものも提供されていますが、ウイルスでも入れられるんじゃないかとお店によっては警戒されてしまうかも知れません。

1.店頭のパソコンで「メモ帳を起動」
2.Fを押しながらDを加えという感じで
  FDS-JKLの6つを押し重ねてゆく
3.押している6つのキーを同時に離す
4.6つの文字が全て入力されたか確認
  文字は順不同でも問題ない

6点入力の確かめ方

キーを離した順なので、順番関係なく6つの文字が入力できてさえいればオーケー。入力できないタイプのPCだと、同時押ししている間にまだ押しているFなどが画面に入力されてしまったり、離したときに4つとか5つしか入力されなかったりします。
こうなるとキーボードの仕様なのでどうしようもありません(ダジャレにしようと思ったわけじゃないけど)

今回のPCは事前調査もできない中、賭け(実は最初から諦めていた)で購入したのですが、予想を裏切り6点入力可能だったので大感動でした(いい加減なO型です)

その他便利機能

他にも高級機種だけあって、画面上部のカメラには顔認証でのログインができます。赤外線も使われているのか、真っ暗な部屋でも僕のことを見分けていました。右奥のキーが電源ボタンになっており、そちらには指紋認証センサーが仕込まれています。
ログインの際にいちいちアクションがいらないのは大変便利ですね。

顔認証カメラの写真
USB-C端子の写真

入出力には昔ながらのUSB-Aが1器、タイプCが2器あるのですが、Aはもう1つ欲しかったかな?ただ素晴らしいのはタイプCが電源端子も兼ねており、PD(パワーデリバリー)対応でどちらの端子からでも電源が取れるところです。
電源が故障するリスクを半分にできますね。前のPC、それで使えなくなったんで。

ちょっと心配な点

デルのロゴ画像

自分で選んで決めたものというのは、とかく良い面ばかり見えるし、そういう風に見たくなるものです。それはとっても素敵なことだと思います。ただそれでも人に伝えるにはちょっぴり残念な部分も書いておきますね。

全体的に熱くなる

全体的にとても気に入っております。ただ夏だからというのもありますが、本体が熱を持ちやすいです。ただ昔の激熱ノートPCと比べると「画面の接続部分が触れないほど熱い」というような一箇所にこもっている感じではなく、全体に熱さが広がっています。
これは熱の分散がうまく言っているという意味なのかも知れません。本当のところは判んないけど。

テンキーがない

13インチノートにテンキーがないことは承知の上でしたが、ナムロックキーもないのです。よくある左下のFNキーを押しながらJだとテンキーの1,みたいなのはないようです。

以前買ったものを接続

楽譜入力ではテンキーが使えないとかなり不便。そこで以前購入してちょっとそのままになっていたアイテムが活躍!上の白いのです。

これは「追加キー好き勝手に詰め合わせ」みたいなやつで、6つのキーにスキなキーを割り当てて利用できるパーツです。実は点字入力ができないPCに出会った際の保険に使う予定でしたが、予想外の活躍となりました。
ここにテンキーの役割や、楽譜ソフトで有利になるキーの組み合わせを割当ててます。

楽譜ソフトと連携入力

左手側に置くとマウスから手を離さずに使えるので、これまた便利でした。
ここに更に以前紹介したミニ鍵盤も繋げば、ミニ音楽制作環境の完成です。

というわけで、今回は「スネ夫くん」のごとき、自分の道具自慢の記事でございました。
スネ夫のママ「スネちゃま、皆さんの分もおやつがご用意できたザマスわよ



#enjiro #えんじろう
#ノートPC #DELL #仕事 #障害者 #道具


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