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報告 母校文化祭ゲスト③

えんじろうは、この学校が母校で本当に良かったなあと思う1日を過ごして参りました。
今回はそんな母校で開かれた文化祭にゲスト出演させていただいたエピソードの、前回の記事の続きでございます。


演奏開始

ここからはK先生からご提供いただきました画像を使わせていただきます。どうもありがとうございます。

緊張気味な1曲目

いきなりのソロ演奏からはじめました。季節の曲をオカリナの素の音で伝えることから。それはいいけど、えんじろうの緊張が音にはみ出ていました。それもこの楽器の特徴ですからどうにもなりません。鋭い子供たちなどには、この緊張の息がバレてしまっていたかも知れませんね。

2曲目からは一挙に落ち着き、穏やかな気分で演奏できました。この先は演奏とおしゃべりが半分ずつくらいの流れでした。

朗らかトーク

計画していた通りにトークも進み、当時の遊びの話では会話に近いイメージでみんなに楽しさを伝えられたように感じました。
終演後には僕が伝えた当時作った遊びを、今度やってみますなんて上級生の力強い言葉も頂けて、とっても嬉しかったです。

例の曲ついに

ラストではずっと楽しみにしていた「静盲まつり讃歌」で、みんなの歌に重ねてオカリナを吹きました。初代静盲まつりの実行委員長(だったような副委員長だったような)な自分は、当時の思い出も語ったばかりで大興奮気味。これは本当に幸せだった。みなさんありがとうございます。

ステージを去るとアンコールもいただき、代表曲で今を大切にという気持ちを込めた「星への旅路」を演奏しました。

演奏後

母校で一番好きだった行事に、一番好きな楽器と一緒に呼んでいただけた。今回の経験はえんじろうにとっても一生忘れられない幸せな出来事になりました。
色々なことを巡らせながらの「礼」でした。

幼児の記憶

朝会場に到着した際に、話に来てくれた小学生がいました。なんとその子は幼稚部にいた頃に僕が演奏をしたことを記憶していて、幼稚部のときのことを「覚えているよ」ということを伝えに来てくれたのです。
僕は正直保育園児だった頃の記憶がほんの少ししかありません。だからとてもびっくりしましたし、記憶に残す価値を感じてくれたんだということがとても嬉しくなりました。

ちっちゃな質問

片付けをしていると、ひとりの児童が声をかけてくれました。聞きたいことがあるとのこと。
訪ねてみると「なんでしゃがむの?」とひとこと。それだけでわーかわいいなあと思っちゃいますが、そうじゃなくて知りたくて聞かれていることがあるんだから、真剣に答えなくちゃと切り替えて、僕がなぜオカリナの音を伸ばすときにしゃがむのかを伝えました。

伝わった喜び

それから感想を言いたい人はどうぞというときに、オカリナとしゃべりがクリアな音で聞きやすかったという感想をくれた上級生の子もいました。
これもまたとても嬉しく、音響担当部分のえんじろうは「予め体育館の響きを意識して調整したかいがあった」と脳内で手を叩いて喜んでいました。

盲学校でありながら、しっかり見てくれる子、そしてしっかり聴いてくれる子が感想を伝えてくれたこと。本当にうれしいです。

演奏後はとても盛りだくさんのお弁当をいただきました。なにせご飯3種類には驚きました。ごちそうさまです。
少し先生方と思い出話などをした後、本当に長くなった後ろ髪を引かれる思いで、再び歩きで東静岡駅を目指し下校しました。

帰り道

またナビを頼りに、今度は周囲の景色もしっかりと見回しながら東静岡駅を目指し、朝の迷子原因チェックもしました。
途中でパラッと雨が降り掛かってきたりして驚きました。

もう後わずかで駅というときに、突然の風が吹きました。前に進めないような向かい風で、右手に大きな影があったのでそこで風を避けることに。

その壁は自販機でした。ひと休みして温かいもんでも飲んでゆきなよという声が、自販機から漏れてきたような気がして嬉しくなり、お茶の温かいものを購入。
その時初めて、そう言えば今ものすごく喉が渇いているということに気が付きました。

何だか不思議な感覚でしたが、それも嬉しい気持ちでした。

浜松駅はイルミネーション

浜松に到着すると、イルミネーションが点灯していました。季節はもうそういう時期なんだなあと改めて実感。
そしてそんな日は・・・。

ご褒美

これですよこれ。温かい味噌ラーメンを大盛りでいただき、この日のご褒美となりました。

ただいまの楽器

今回は5本という少数精鋭の楽器たちと挑みました。ミキサーもあったため、運べる量に限界があったというのもあるのですが、演奏曲の料から行けばこれでも多いくらいです。

今回基調な機会をくださった静岡視覚特別支援学校様、そして繋いでくださった元同級生のW先生、更に聴いてくださった児童生徒の皆さんと保護者さんや先生方に本当に感謝でございます。

まさに「最高に楽しい、静盲まつり」でした。



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