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カリンバ制作

昨日バロックにお越し下さったお客様から、こちらで販売している「e---Tuning Kalimba」のご注文をいただきました。
今日の午前中は、そのカリンバを組立調律していました。

組み立ての流れ

本体台座のセット済みの写真

組み立て方自体は結構シンプルなんですよ。
形ができあがっている木箱(本体)の上に、台座を置いて固定します。ネジは2本です。でも締め切らずにユルユルにしておきます。

キーを並べた写真

鍵盤に相当するキーを台座にセットしてゆきます。
長いものから順に内側からセットするので、その順番に並べます。えんじろう的には長さ順に並べるだけの方がとても楽なのですが、実はキーに数字が掘られているのです。

キーに掘られた数字の写真

これが180度逆ではないかというのと、裏返しになっていないかというのをチェックするのが結構大変です。こう見えてえんじろうは弱視です。肉眼でも当然見えませんし、ルーペやスマホで拡大しても、なかなか光の加減で見えたり見えなかったり。
正直どうせ弾くときに数字見ながらやらないだろうから、こんなの付けないでくれれば良いのにと思うこともあります。でもやっぱり見える人は見ているのかな?

数字の存在を知ってしまった以上は、無視して作るのもプライドが納得行かないということで、実は調律以上に大変に感じているのがこの工程だったりします(笑)

調律工程

完成した製品の写真

程よい向きと間隔を開けてキーを配置し終わったら、次は肝心なチューニングです。
今日作っていたのは「民謡音階バージョン」でした。他にも「沖縄風」や「アラビア音階」など、全く雰囲気の異なる色々な音階でご注文を承っています。

えんじろうはチューニングを行うとき、唯一習ったお箏の先生がやっていた調律方法を真似しています。和音を耳で聴きながら合わせるという方法です。その上で純正律に則った音が出せるチューナーアプリ(現在ストアにはない)を使って最終調整をしています。
最後にネジをしっかり締めて完成です。

ご購入は?

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BASEショップを経由したオンライン販売を行っております。こちらの商品は3500円を超えておりますので、ひとつのご注文から「送料無料」となっております。
商品ページでは実演の様子も動画で確認していただけます。更にえんじろうの施した調律に飽きてきた場合は、ご自分で調律を変更することも可能です。

今後もライブの現場などでも販売予定ですので、ぜひ機会があれば触ってみてくださいね。
というわけで、今回はえんじろうのお手性の組立調律済みカリンバ「e---Tuning Kalimba」のご紹介でした。

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