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許せない時は、理解することから始めよう!

恨む人は恨まれる
罵倒する人は罵倒される
怒る人は怒られる。

この言葉は、「悪いことをすれば、それは自分に返ってきますよ」というお釈迦様の教えです。

そうは言っても、やり返したくなるのが人間の性(さが)です。
そこでお釈迦様はこう言っています。

恨む心をなくすための方法は、仕返しすることではない
恨まなければそもそも仕返することもない

しかし「恨むな、怒るな」と言っても、聖人でない限りそんなことはなかなかできません。それができないから苦しいのです。では、なぜできないのでしょうか。

それは許すことができないからです。許すことは簡単なことではありません。許せないなら、理解しようとすれば少しはハードルが下がります。

例えば、職場であなたにきつく当たってきた人がいるとします。あなたはとても不快に感じて、こう思います。
「感じ悪いな。今度はこっちも同じ態度で接してやろう」
そうすると、相手は更にあなたにきつく当たり、あなたも更にその人を嫌いになるといった悪循環が繰り返されます。冒頭のお釈迦様の言葉は、まさにこの状態を言っています。

そこで、その人がなぜこうした態度になったか理解しようとしてみると、すこし考え方も変わってきます。
「そう言えば、あの人、今朝、理不尽なことで上司に怒られていたな。いつも遅くまで残業しているみたいだし。イライラしているのは仕方がないか」

恨みが理解へ、理解から同情へ、と代わって行けば、あなたの強張った顔つきも和らぎ、恨む、罵倒する、怒るといったことも減っていくかもしれませんね。


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